学習院大学 国際センター

GCA東京について

正式名称は「グローバル・キャンバス・アジア東京」

正式名称は、グローバル・キャンバス・アジア東京(Global Campus Asia Tokyo) 。海外の大学生が、学習院大学の学生と交流しながら日本語や日本文化を研修短期プログラムとして、2013年にスタートしました。現在、夏(7~8月)と冬(1~2月)の年2回開催されています

留学生と学習院生がともに一つの課題に取り組み学習する「共学」をテーマとし、これまでの参加人数は海外の学生が約500人、日本人学生を合わせて800人を超えます。

海外からは東アジアを中心に、東南アジア・アメリカ・豪州・欧州など、幅広い国から学生が参加します。日本語研修や、企業訪問・地域の町おこしといった課題探究研修、日本文化体験、大交流会など、海外の学生と約2週間を熱く過ごせる、充実のプログラムです。

2020夏プログラムは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の状況を受け、中止となりました。

GCA東京のプログラム内容

GCA東京では、以下のプログラムを実施しています。下記プログラムのうち、日本語研修・課題探究研修・大交流会・報告会は学習院生と合同で行う授業です。

1.日本語研修――午前は、日本語授業が行われます。異文化コミュニケーションについて学び、日本語による会話能力向上を目指します。日本語授業には学習院生が参加し、一緒にグループワークを行います。「課題探究研修」に必要な、専門家へのインタビュー方法や、記事のまとめ方についても学びます。

主な研修内容

▪専門家インタビュー:研修生と学習院生がグループを組み、事前に得た情報をもとに質問内容を考えて、専門家にインタビュー。その結果をまとめて発表。

▪文章表現学習:レポート作成などに必要な文章表現を学ぶ授業。研修生の研修報告書作成を、学習院生がネイティブチェックという形でサポート。

▪報告会発表練習:課題探究研修のパワーポイント資料の作成と、口頭発表練習。

▪その他:川柳づくり、行事(鎌倉旅行や日本文化体験)の事前・事後学習、コミュニケーションゲームなど。

2.課題探究研修――午後を中心に行われる研修プログラムです。チームごとに、一つの課題について調査し、フィールドワーク先として設定した企業や施設へ訪問取材を行います。チームは、海外研修生と学習院生で構成されます。取材内容はパワーポイントにまとめ、報告会で発表します。

⇒過去の課題探究研修についてはこちらを参照。

3.日本文化体験――豊島区国際交流ボランティア団体「fam」との連携により、学習院大学から徒歩5分の「目白庭園」にて行われる日本文化体験教室です。数寄屋建築の「赤鳥庵」で日本庭園を眺めながら、着物の着付け・茶道・書道の3つを体験します。

4.鎌倉1日旅行――研修生による、神奈川県鎌倉の一日旅行です。バスに乗って、鎌倉大仏(高徳院)や鶴岡八幡宮、江ノ島水族館などを巡ります。訪問先については、日本語授業でも学びます。

5.大交流会――GCA東京をサポートする学生ボランティア団体《国際交流学生企画部》の企画運営で行われる交流イベント。日本の遊びを取り入れたグループ対抗のゲームなどを、研修生と学習院生が一緒に楽しみます。

6.報告会――GCA東京研修プログラムの集大成として行われる報告会です。プログラム参加者のほか、外部からも関係者を招き、課題探究研修の報告やプログラム修了書の授与式が行われます。

GCA東京が目指すもの

グローバル社会で活躍できる、異文化コミュニケーション能力と課題発見・解決力

より高度な日本語能力と異文化コミュニケーション能力の習得に加え、日本企業が就職者に求める「課題発見・解決力」を育てます。

プログラム期間中、研修生と学習院生は、共学・協働して課題に取り組みます。言語や文化的背景が異なるメンバーと、肩を並べて一つのプロジェクトを行うことは簡単ではありません。

このプログラムを通して、グローバル化が進む社会で活躍できる主体性・協調性や、課題探究解決能力を培う、多文化協働を体験できます。