大和証券のクラスター　飲み会が原因か

　社員８人が新型コロナウイルスに感染した大和証券甲府支店について甲府市は、社員の飲み会が原因となった可能性が高いとの認識を示した。
　飲み会は、２夜連続でカラオケをした日もあったという。
　大和証券甲府支店では、９月２９日からきのうまでの３日間で社員８人の感染が判明しクラスターとなっている。
　甲府市はきょう会見で、先週末に開かれた職場の飲み会が感染経路になった可能性を指摘した。
　飲み会は、先月２４、２５日の２夜連続で行われ、特に２５日の飲み会では参加した９人のうち８人が感染していた。
　この日は３店舗をはしごし、このうち２店舗がカラオケを伴う飲食店だったという。
　甲府市は、支店内での感染した可能性も残したうえで「飲み会が感染を広げた可能性が高い」と説明した。
　市は、支店の社員２９人全員にＰＣＲ検査を行い陰性だった２１人にも自宅待機を求めている。
　一方、きのうまでの５日間で１２人の感染が新たに確認されるなど感染拡大のペースが早まっていることについて、山梨大医学部附属病院の井上修医師は「感染経路が分からない感染者は少なく直ちに危険というわけではない」との認識を示した。
　一方、感染リスクが高まる恐れがある大勢が参加する飲み会などは改めて注意してほしいとした。