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世界最強の大魔王、貴族の落ちこぼれに転生する~無能・生き恥・面汚しと蔑まれ、実家を追い出されたけど、二千年前の力が覚醒して無双する~ 作者:月島 秀一
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第4話:追放と覚醒【四】


 野盗の襲撃(しゅうげき)とグレートオーガの強襲(きょうしゅう)から逃れた俺は現在、『オココ村』へ向かって歩いていた。

 本当は馬車に乗って、もっと西の果てまで行くつもりだったんだけれど……。


「ルーグお兄ちゃん、私の村へ遊びに来てほしいな!」


「ルーグさん、どうかオココ村にお立ち寄りくださいませ。命よりも大切な孫娘の目を治してくださったお礼を、せめてもの恩返しをさせてください……!」


 ルゥとグレアおばあさんの厚意(こうい)無下(むげ)にするのもどうかと思われたので、少しの間だけお邪魔させてもらうことにした。


 ちなみに、ノエルさんも一緒だ。


「ルーグ、私を弟子にしてほしい」と言って、付いて来てしまった。


(俺なんかが教えられることなんて、何もないと思うのだけれど……)


 一応、できる限りの協力ができたらな、と思う。


「それにしても、ここは空気の綺麗な場所ですね」


 新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みながら、そんな話を振ると、


「きゃるきゃるぅ!」


「うん、心が洗われるよう」


 キャルルとノエルさんは賛同の声をあげ、


「えへへ、そうでしょ!」


「ありがとうございます。この美しい自然は、オココ村の自慢なんですよ」


 ルゥとグレアおばあさんは嬉しそうに笑う。

 二人は、この豊かな自然と自分の村のことを心から愛しているようだ。


 そのまま道なりにしばらく歩き続けると――オココ村に到着した。

 そこは山の(ふもと)に開かれた、とても牧歌的で自然豊かな村。


 広大な畑とたくさんの家畜。

 人の姿はあまり見えない。

 きっともう遅いから、みんな家の中で休んでいるのだろう。


「さっ、こちらです。何もないところですが、ゆっくりしていってください」


 俺たちはグレアおばあさんに案内され、村の中央部にある彼女の家に招かれた。


「私はこれから晩ごはんの支度(したく)をしますので、みなさんはお休みになっていてくださいね」


 彼女が晩ごはんの準備をしてくれている間、


「あはははは! キャルルー、こっちこっちー!」


「きゃる、きゃるぅ!」


 ルゥとキャルルは、楽しそうに追いかけっこをして遊んでいた。


 その一方、俺はノエルさんに()われて、魔法談義を交わす。


「ルーグ、教えてほしい。大儀式もなしに、どうやって第五位階の<完全回復(リ・ティルト)>を行使しているの?」


「そう、ですね……。俺の場合は、頭の中にある魔法術式をしっかりと構築して、そこに魔力を通して発動している……はず」


 あまり自信はないけれど、多分この説明であっていると思う。


「それは……現実的な方法じゃない。<完全回復(リ・ティルト)>の術式はとても複雑。そもそも大儀式の魔力支援を受けなければ、第五位階の魔法を成立させるほどの莫大な魔力を用意できない」


「そうですか? あの魔法はそんなに複雑じゃありませんし、そこまでたくさんの魔力も必要ないと思うんですけれど……」


 今日既にレオ兄さん・ルゥ・ノエルさんの三人に対し、<完全回復(リ・ティルト)>を使っているけれど……。

 俺の魔力は、ほとんどまったくと言っていいほど減っていない。


「……もしかしたら……」


 ノエルさんは何かを(ひらめ)いたのか、羽ペンと羊皮紙(ようひし)を取り出した。


「ルーグ、あなたの(・・・・)完全回復(リ・ティルト)>の魔法術式をここに書いてほしい」


「は、はぁ……わかりました」


 俺は羽ペンをさらさらっと動かし、『四行・二十八節』で構成された<完全回復(リ・ティルト)>の魔法術式を書き起こす。 


「こんな感じです。そこまで複雑じゃないでしょう?」


「こ、これは……っ」


 ノエルさんは羊皮紙を握り締めながら、小刻みに震え出した。


「こ……この魔法記号は、何故第四節に置いているの!?」


「えっと……それは第二十一節との整合性を取るためですね」


「なる、ほど……! それじゃ次の質問、どうしてここに融合魔法の基礎理論が組み込まれているの?」


「魔力の循環効率を上げて、最適化を図るためですね。ちなみに……第十五節を経由しているのは、第二十節と相克(そうこく)を起こさないようにするためです」


「す、凄い……っ。まさかあの基礎理論に、こんな応用方法があったなんて……完全に盲点(もうてん)だった……ッ」


 その後も俺は、ノエルさんの質問に対して、可能な限りわかりやすく答えていった。


 しばらくして――彼女は小さく息を吐き出す。


「……ルーグは天才」


「そんな大袈裟(おおげさ)な……」


「全然大袈裟なんかじゃない。あなたは間違いなく、『世界一の大賢者』。これが動かぬ証拠」


 彼女はそう言って、羊皮紙の記された術式を指さした。


「この術式は既存の<完全回復(リ・ティルト)>を極限まで改良した『黄金式』。ここで活用されている魔法構造は、他の多くの回復魔法にも応用可能。ルーグが何気なく記した魔法術式は、それが記録されたこの羊皮紙は、数億ゴルドを超える価値がある」


「す、数億ゴルド!?」


 それだけのお金があれば、孫の世代まで遊んで暮らせるだろう。

 まさか俺がさらさらと書いたその紙に、そこまでの価値が生まれるなんて……正直、まったくピンと来ない。


「でも、<完全回復(リ・ティルト)>が難しい魔法であることに依然(いぜん)変わりはない。あなたの術式はとてつもなく完成されているけれど、これを行使するには『恐ろしく高度な魔法技能』が必要。今の私では――神殿の(・・・)最高位である(・・・・・・)賢者程度(・・・・)()力量(・・)では、ルーグの真似はできない……」


 恐ろしく高度な魔法技能……。

 少なくとも、俺は持ってないな。


「でも、ありがとう。あなたのおかげで、回復魔法の歴史はとても大きな一歩を踏み出せた」


「それはよかったです」


 回復魔法の発展は、とても喜ばしいことだ。

 みんながもっと簡単にこの魔法を使えれば、怪我や病気で悲しむ人がぐぐっと少なくなる。


 魔法談義が一段落したところで――ノエルさんがジィッとこちらを見つめた。


「あの、なんでしょうか……?」


「ルーグは何歳?」


「今年で十五歳ですけど……。突然どうしたんですか?」


「私も十五歳。同い年だし、敬語はやめてほしい。ノエルと呼んでくれると嬉しい」


「そ、それは……」


 女の子の名前を呼び捨てにするのは、抵抗があるというかなんというか……正直、ちょっと気恥ずかしい。


「……だめ?」


 ノエルさんはしょんぼりとした表情で、コテンと小首を傾げた。

 そんな顔をされてしまったら、断ることは難しい。


「はぁ、わかったよ。えっと……の、ノエル……?」


「ありがとう、ルーグ。これからもよろしくね」


 彼女はそう言って、とても嬉しそうに微笑んだ。


「……っ」


 その笑顔があまりにも美しく、あまりにも可愛らしかったので、思わず見惚(みと)れてしまった。


「……? 私の顔、何かついてる?」


「あっ、いやそういうわけじゃなくて、その……っ」


 俺がどう答えたものかと困っていると、


「ごはんの準備ができましたよー!」


 これ以上ないほど最高のタイミングで、グレアおばあさんから声が掛かった。


 その後――俺たちはみんなで、彼女の作ってくれた晩ごはんに舌鼓(したつづみ)を打ったのだった。



 時刻は午後十時、日もとっぷりと暮れた夜。

 俺は現在、オココ村の南部にある空き家を借りて、ゆっくりと体を休めていた。


「それにしても、グレアおばあさんの作ってくれた晩ごはん……本当においしかったなぁ……」


「きゃるぅーっ」


 特にあのホクホクのジャガイモが入ったクリームシチュー。

 本当に『おいも!』という味がして、シチューもとってもクリーミーで、ほっぺたが落っこちそうになるぐらいおいしかった。


 ちなみに、キャルルもみんなと同じものを食べた。

 魔獣は基本雑食なので、お腹を壊す心配がないのだ。


 そうして俺とキャルルが二人でまったり過ごしていると、


「ルーグ。お風呂、先にいただいてもいい?」


 ノエルがそう言って、コテンと小首を傾げた。


「あ、あぁ、どうぞ」


「ありがとう」


 彼女は柔らかく微笑み、バスタオルなどを抱えて、脱衣所へ入っていく。


 この家には、ノエルと一緒に住むことになった。

 男女が一つ同じ屋根の下に泊まるのは、どうかと思われたのだけれど……。


「私はルーグと同じ家がいい。少しでもあなたから魔法を学びたい」と当の本人が強く主張したので、このような状況になったのだ。


(俺も一応『男』なんだから、普通もうちょっと警戒するべきだよな……?)


 ノエルは軽く天然なところがあり、どこか危なかっしいから、今度それとなく注意しておこう。


 そんなことを考えていると――脱衣所から、シュルシュルという衣擦(きぬず)れの音が聞こえてきた。

 ノエルが服を脱ぎ始めたのだ。


「……っ」


 薄布一枚を隔てた先には、絶世の美少女である彼女が裸になっている。

 そう考えるだけで、なんだか気が落ち着かなかった。


「そ、そうだ……! こういうときは、無心になって絵を描こう!」


 実はさっきグレアおばあさんから、鉛筆と画用紙をもらっていたのだ。


「キャルル、動いちゃ駄目だぞ?」


「キャル!」


 被写体に選ばれた使命感からか、彼女はいつもよりキリッとした表情を見せた。


 俺はその後、絵を描くことに没頭。

 五分・十分・十五分と経過し、いい具合にキャルルの全体像を描けてきたところで――脱衣所のカーテンがゆっくりと開かれた。


「――ルーグ、お風呂空いたよ。とても気持ちよかった」


「あっ、うん、それはよかっ……た!?」


 そこから出てきたのは、バスタオル姿のノエル。

 ほんのりと朱を帯びた頬・しっとり湿った美しい銀髪・上気した(つや)っぽい肌。普段の彼女よりも色っぽいというか、なんというか……とにかく扇情的(せんじょうてき)な姿だ。


「ど、ど、ど……どうしてそんな格好で出てきたんだ!?」


 俺はノエルを視界に収めないよう、すぐさま後ろを向いた。


「ちゃんとバスタオル、巻いているよ?」


「いや、それはそうだけど、そうじゃなくて……っ。と、とにかく! 早く服を着てくれ!」


「……? 変なルーグ」



 ノエルと入れ替わりでお風呂に入った俺は、生活魔法の一つ<温水(トト)>を発動。

 温かいお湯でサッと体の汚れを落とし、バスタオルでしっかりと水気を拭き取り、事前に準備しておいた寝間着(ねまき)に着替えた。


 脱衣所を出れば、どこかぽわぽわとした様子のノエルと出くわす。


「お風呂、早いね。『(からす)行水(ぎょうずい)』?」


「そうかもな」


 彼女は現在、女の子っぽい白の可愛らしいキャミソール姿。

 平時のローブ姿よりも体の線が……胸や太ももが強調されており、とても目のやり場に困った。


 俺はあまり意識し過ぎないようにしつつ、手早く寝支度を済ませていく。


「――それじゃ、そろそろ寝ようか。俺は床で寝るから、ベッドはノエルが使ってくれ」


「一緒に寝よう」


「あぁ、おやす……え?」


 恐ろしく自然な提案。

 思わず、頷いてしまうところだった。


「床は固くて冷たい。一緒にベッドで寝よう」


 彼女はそう言って、ポフポフとベッドを軽く叩いた。


「いや、それはさすがに……っ」


「私と一緒じゃ……いや?」


 しょんぼりとした表情で、悲しそうに問い掛けるノエル。

 その顔は……ちょっとズルい。


「べ、別にそういうわけじゃないけど……」


「なら、一緒に寝よう」


 そういったやり取りを経て、俺はノエルと同じベッドで眠ることになった。


 俺のポジションは壁際。

 壁と平行になり、壁と呼吸を合わせ、壁と同化し――無心に至る。


 そんな折、背中に柔らかい感触があった。


「……っ」


 おそらく、ノエルが俺の背に手を置いているのだろう。


「……ルーグの魔力は、とても落ち着く……」


「そ、そうか……?」


「うん。あなたの魔力は優しくて、落ち着いていて、とても安心できる。このままずっと横にいたいと思ってしまう」


「そんな嬉しいこと言われたのは、生まれて初めてだよ」


「ふふっ、私が初めて……」


 何故か彼女は、嬉しそうにそう呟いた。


「ねぇ、気付いてた?」


「何が?」


「ルーグが馬車に乗って来たときから、私はチラチラとあなたのことを見ていたの」


「いや、それは気付かなかったな」


「えへへ、そっかぁ……」


 おそらく既に半分ほど寝掛かっているのだろう。

 ノエルは先ほどから、少し舌ったらずな口調で、どこかふわふわとした感じだった。


「ん、ぁ、……ふわぁ……っ」


 彼女は可愛らしい欠伸(あくび)をした後、すぅすぅと小さな寝息を立て始める。

 どうやら、眠ったみたいだ。


(うぅ、これは中々寝付けなさそうだぞ……)


 結局俺はこの日、背中に当たる柔らかい感触や女の子特有の甘いにおいが気になって、あまりよく眠れなかった。



 一方その頃――ルーグの父であり、ウォーカー家の当主であるグレイグは、家の最奥に保管された家宝を握り締め、万感の吐息を漏らしていた。


「先祖代々より引き継がれし『聖剣エクスボルク』。まさか、この私が振るうことになろうとはな……」


 エクスボルクは、かつて勇者が振るったとされる伝説の聖剣。

 歴代ウォーカー家の当主は、二千年もの長きにわたって、この剣に自身の魔力を込め続けた。


 聖剣エクスボルクに秘められた魔力を解放すれば、破滅の大魔王ですら討ち滅ぼせる――グレイグには、その確信があった。


(しかし、私はまだまだ未熟だな……)


 とてつもない自信家である彼にしては珍しく、自らのことを責めた。


(当家の悲願(ひがん)である大魔王の討伐――その大役を担うのが、この私だという事実が……どうしようもなく誇らしい……っ)


 きっと自分の名前は人類の歴史に……いや、人間族・神族・精霊族・魔族――四大種族の歴史にさえ刻まれることだろう。

 そう考えるだけで、名誉欲の強いグレイグは、とてつもない幸福感に包まれた。


 勇者の末裔として生まれた優越感・神に選ばれた特別な存在であるという自負・自分こそが真の勇者であるという自惚(うぬぼ)れ――彼の心は、かつてないほどに燃え(たぎ)っているのだ。


「ふぅー……っ」


 大きく息を吐き出し、高ぶった心を落ち着けたそのとき――家の扉が勢いよく開け放たれ、三男坊のレオニクス=ウォーカーが飛び込んできた。


「おぉ、レオニクスか。いいタイミングで帰って来たな。明朝(みょうちょう)、私は大魔王討伐に出る。お前も一緒に――」


「こ、こ、こ、殺される……っ。いや、もう(・・)殺された(・・・・)!」


「……は?」


あいつ(・・・)は、とんでもない化物だったんだ。ずっと『本当の力』を隠していたんだ。あぁ、やべぇ……俺、言っちゃったよ。『無能』だとか、『生き恥』だとか、『面汚し』だとか……散々酷いこと言って、みんなの前で恥かかせて、思いっ切り馬鹿にしちまった……っ。あぁ、殺される殺される殺される……俺はきっとあの化物に殺されちまうんだァ……ッ!?」


 いまだ死亡したショックから立ち直れていないレオニクスは、まさに前後不覚といった様子でグレイグに(すが)り付く。


「はぁ……。まったくお前は、何をわけのわからぬことを言っておるのだ……。まさかとは思うが、妙な薬に手を出してはいないだろうな?」


 グレイグはため息をつきながら、愚息(ぐそく)狼狽(ろうばい)ぶりを嘆く。


「レオニクス、落ち着いてよく聞け。昨夜、遥か二千年の時を超えて、破滅の大魔王が転生を果たした。私は明日、大魔王を討つために西へ向か――」


「――に、ににに……西ぃ!?」


 レオニクスは『破滅の大魔王の転生』という世紀の大事件よりも、『西』という言葉に強烈な拒否反応を示した。


「西がどうかしたのか?」


「父上、西は……西だけは駄目だ! あそこには正真正銘の化物が――ルーグがいるんだよ!」


「ルーグ?(あれは昨晩、オーガの餌になったはずだが……。はぁ、部下からの連絡が途絶えたかと思えば、しくじりおったのか……)」


「と、とにかく……俺はこれから東へ、うんと東へ向かう! あの化物から、隠れなきゃいけないんだ! そ、そうだ、兄さんたちにも伝えてやってくれ、『何があっても絶対にルーグには逆らうな! 敵対するな! 出会ったらすぐに逃げろ! あいつは正真正銘の化物なんだ!』ってな。一応、俺はちゃんと警告したからな!?」


 レオニクスは早口でそう巻くし立てた後――大急ぎで身支度を整え、まさに風の如き速さで家を飛び出していった。


「まったく、レオニクスの奴め……。才能だけは一級品なのだが、如何(いかん)せん心がなっておらぬな……」


 その翌日――グレイグは千人以上の王国兵からなる大軍勢を率いて、大魔王の魔法が観測された西方へ向かって進軍するのだった。

次回はルーグ視点で、物語が始まります。

■とても大切なお話■


目標の【2万ポイント】まで、後ほんの少しのところまで来ました……っ。

なんとか今日中に達成したいのですが、ここからの伸びが本当に難しいんです……っ。


どうかお願いします。

本作を読んで少しでも

『面白いかも!』

『続きを読みたい!』

『陰ながら応援してるよ!』

と思われた方は、下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして、応援していただけると嬉しいです。


どうか何卒、応援のほどよろしくお願いいたします……っ。


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