インド感染者の3分の2、スーパースプレッダーから感染 コロナ研究
【10月2日 AFP】世界で2番目に人口の多いインドで、新型コロナウイルスの感染がどのように拡大したかに関する研究が行われ、感染者の約3分の2が、スーパースプレッダーから感染していたことが明らかになった。
インドの公式統計によると、これまでに確認された感染者は630万人で、米国に次いで世界で2番目に多く、死者は9万8000人超となっている。
しかし、科学誌「サイエンス(Science)」に1日掲載された研究論文によると、インド全土の感染者の70%は誰にも感染させていないという。
一方、全感染者の8%が新規感染の60%を引き起こしており、14歳未満の子どもが感染源になりやすいとみられている。
研究チームは南部のアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州とタミルナド(Tamil Nadu)州で8月、感染が確認された8万5000人の濃厚接触者50万人超を対象に調査を実施した。(c)AFP