新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の社会・経済に大きな打撃を与えた。だが影響はそれだけではない。未知のウイルスと戦うために必要な科学への信頼を揺るがす不祥事も相次いだ。(ワシントン=香取啓介)
英ランセット、米ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)という世界のトップ医学誌2誌が6月上旬、同時に論文を撤回した。
拡大する英医学誌ランセットに掲載された抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンに関する論文。新型コロナウイルス感染症の治療に使った場合の安全性に関するもので、「撤回」の印がついている
いずれも新型コロナ治療薬の候補を探す研究で、共通点は、米シカゴ拠点の「サージスフィア」という無名の会社によるデータを使っていたことだった。
ランセットの論文は、抗マラリ…
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