たておつ
ダイの大冒険が新しく見れる日が来るとは

昨日のぞろ目
>無題Nameとしあき 20/10/03(土)01:28:48No.16110833+
>ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はミルヒっぱい
ラスレス
>無題Nameとしあき 20/10/03(土)01:30:19No.16110841+
>ラスレスならフーカの衣装がダンまちのヘスティアのコスプレになる

　（身体がまったく動かせない…これは何かの攻撃を受けているのか
　　だが周囲の様子…見える範囲だと全てが止まっているのか？）
　『あいつは俺が見出した次なる『王』の逸材、ジャマはさせん（ﾊﾞｯ!）』
　（ﾎﾞｶﾞｧｧｧｧｧ!!）
止まった世界の中でアツェレイが爆発した
その爆発と同時に世界が再び動き出す、まるでその爆発が合図であるかの様に
突然の事と全身を襲う衝撃に身体が反応出来ずアツェレイは落下してしまう
　「（ｽﾞﾀﾞｧｧｧﾝ!）がはぁ！」
受け身も取れないまま地上に叩きつけられたアツェレイはまたも声を聞く
　『いずれ完全なる『王』が誕生する、その時を楽しみにしていろ』
薄れそうになる意識を必死に繋ぎ止めているうちに声は聞こえなくなる
　「くそ…流れも感じ取れなくなったか…」
さっきまで感じ取れていた流れも消えており捜索は断念せざるをえなくなった

エリオと記憶と手掛かりと＜もう1人のアツェレイ＞

ボロボロになりながらもアツェレイはナカジマジムへと戻ってきた
さっきヴィヴィオが何かをされていた事が気がかりだったという事もある
それ以上にノーヴェに今起きた事を報告しなければならなかったからだ
　「…………くそ（ﾌﾗｯ...）」
　「アツェレイ！？どうしたんだその怪我！」
弟がボロボロな姿で戻ってくれば姉としては驚くのも当然だろう
慌ててアツェレイに駆け寄るとその怪我の具合がよく分かる
　「ノーヴェ姉、今不審な奴がヴィヴィオに何かをしていた
　　俺の存在に気付いて逃げ出したので追いかけたんだが
　　別の何者かに阻まれて取り逃がしちまった…」
簡潔に状況を説明するがそれを聞いた瞬間ノーヴェの様子が変わる
　「アツェレイ…その…ヴィヴィオは…」
　「どうしたんだノーヴェ姉、まさかヴィヴィオに何か」
不穏な空気を感じ取ったアツェレイの前にヴィヴィオが姿を見せる、しかし…
　「大丈夫ですか！？酷い怪我です！すぐ救急車を呼ばないと！」

アツェレイを見て慌てて駆け寄るヴィヴィオ
しかしその反応は『いつものアツェレイ』に対するものとは呼べなかった
　「ノーヴェ姉…」
　「ガラスの割れる音を聞いて慌ててジムに駆け付けたんだが…
　　その時にはヴィヴィオはお前の事を一切覚えていなかったんだ」
　「つまり…レンカや姪達と同じって事か…」
　「ヴィヴィオだけじゃない、ミウラもアインハルトもフーカもリオもコロナも
　　その時この選手ジムにいた子全員同じだったんだ」
皆がアツェレイの事を忘れるという事実を突きつけられる
本来ならばショックを受けるのだろう
だがアツェレイは違っていた
　「おかげで確証が持てた…
　　全員が俺の事を忘れたのは奴が原因で間違いない」
　「奴って…お前が今追いかけた奴の事か？」
　「あぁ、そいつが何かしらの方法で全員から俺の記憶を消したんだ」

　（ヴィヴィオに何かをしていたあいつ…姿はちゃんと見れなかったが
　　背格好も見た目も俺やエリオに似ていた…
　　だが追いかけた所で時間を止めて俺の邪魔をした奴とは別人だ
　　つまり今回の事件は最低でも2人の複数犯
　　しかし俺の邪魔をした奴は妙な事を言っていたな…）

　『いずれ完全なる『王』が誕生する、その時を楽しみにしていろ』

『王』というのは単なる敬称なだけなのか
それとも名前の通り何かの王に属する存在なのか
少なくともその王という存在を生み出す為に行動しているという事になる
　（その為には俺の知り合いから俺という存在の記憶を消しているのか？
　　いったい何の為にそんな事を…それが条件にでもなっているのか）
関連性は不明だが一つの手がかりを得たアツェレイは行動に移す
急がなければならない、被害をこれ以上増やさない為にも

　（ﾌﾞﾜｧｧｧｧｧｧｧ!....）
　（随分遅くなっちゃった…早く帰らないと）
エリオは夜の公道をバイクで走っていた
仕事の報告で地上本部に行ったがリヴァイが中々帰してくれず今になってしまったのだ
それはいつも通りと言えるのだが今日だけはいつもとは違う事が起きてしまう
　「ッ！？（ｷﾞｷﾞｷﾞｨｰｰｰｰｰ!）」
進路上にある『何か』に気付いたエリオは慌てて急ブレーキをかける
　「誰だ？」
夜という事もあり周囲の街灯だけでは全容は分からない
エリオのバイクが出すライトも距離が離れていて照らせていない
だがそこには間違いなく人が立っていた
　『見つけた…もらうぞ…お前の……（ｽｯ...）』
人影は何かを呟くと右手を顔の前に持ってくる
その手には何かが握られているがこう暗くてはよく分からなかった
　（ｶﾁｯ!....ｱ･ﾂｪ･ﾚ･ｲ....）

とても濁った様な音声がエリオの耳に届いた
そしてその音声はエリオがよく知る人物の名を呟いた様にも聞こえる
しかしエリオは次の瞬間警戒態勢にならざるを得なかった
　「なんだ…」
その人影はゆっくりとエリオの方へと歩いてくる
次第に周囲の街灯やバイクのライトが姿を照らすようになるが
　「…………何者だ…所属と名前を述べよ」
エリオの前に姿を現わしたのはアツェレイ……に、よく似た人物だった
パッと見た印象ではアツェレイに見える、だがよく知る者が見たら別人
黒い髪や黒い瞳等の特徴は一致するが本物と比較すると全然違う
そんな印象を受ける相手だった
『何者かがアツェレイに似せた姿になった』
エリオは瞬時にそれを理解しジャケットを展開したのである
　「もう一度聞く、所属と名前を述べよ」
ストラーダを構え今度は力強く告げる

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してコロクの家に放置する

ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はエクレールっぱい

しかし相手はそれに応じようとはしなかった
何故なら次の行動が明確な敵意を持っていたからである
　『はぁ！（ｷﾞｭﾝ!）』
　「ッ！？（ﾊﾞｯ!）」
瞬時に回避したエリオは直後にジャケットの一部が斬られている事に気付いた
相手の両手には剣状のものが握りしめられている
それがジャケットを切り裂いたのは間違いない
だがエリオが不振に思ったのは別の事だった
　「今のは…アツェレイのIS」
一瞬で接近したのはライドインパルス
空振りに終わったがジャケットを切り裂いたのはツインブレイズ
アツェレイが共に多様するインヒューレント・スキルだ
アツェレイの偽者はアツェレイと同じ技を用いて襲ってきた

NEXT：『アナザーアツェレイ』

ラスレスならギン姉の衣装がダイの大冒険のレオナのコスプレになる