「面白い話をしてくれ」と言われたら、 これをネタに話しましょう【すべらない話】

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更新日: 2020年02月15日

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男は,今日も仕事で疲れきって,遅くなって家に帰ってきた。すると,彼の5歳になる息子がドアのところで待っていたのである。彼は驚いて言った。

「まだ起きていたのか。もう遅いから早く寝なさい」

「パパ。寝る前に聞きたいことがあるんだけど」

「なんだ?」

「パパは,1時間にいくらお金をかせぐの?」

「お前には関係ないことだ」男はイライラして言った。

「なんだって,そんなこと聞くんだ?」

「どうしても知りたいだけなの。1時間にいくらなの?」男の子は嘆願した。

「あまり給料は良くないさ・・・200ドルくらいだな」

「わあ」男の子は言った。

「ねえ。パパ。ボクに100ドル貸してくれない?」

「なんだって!」疲れていた父親は激昂した。

「お前が何不自由なく暮らせるためにオレは働いているんだ。それが金が欲しいだなんて。だめだ!
早く部屋に行って寝なさい!」

男の子は,黙って自分の部屋に行った。

しばらくして,父親は後悔し始めた。少し厳しく叱りすぎたかもしれない...。たぶん,息子はどうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。それに,今まで息子はそんなに何かをねだるってことはしない方だった・・・

男は,息子の部屋に行くと,そっとドアを開けた。

もう,寝ちゃったかい?」彼は小さな声で言った。
「ううん。パパ」男の子の声がした。少し泣いているようだ。


「今日は長いこと働いていたし,ちょっとイライラしてたんだ・・・ほら。お前の100ドルだよ」

男の子は,ベットから起きあがって,顔を輝かせた。
「ありがとう。パパ!」

そして,小さな手を枕の下に入れると,数枚の硬貨を取り出した。
父親はちょっとびっくりして言った。

「おいおい。もういくらか持ってるじゃないか」


「だって足りなかったんだもん。でももう足りたよ」男の子は答えた。


そして,100ドル札と硬貨を父親に差しのべて...

「パパ。ボク,200ドル持ってるの。これでパパの1時間を買えるよね?」