東京・六本木で覚醒剤などを密売していたシエラレオネ人の男が逮捕されました。男は交際相手のマンションに、およそ１万回分の使用量にあたるコカインを隠し持っていました。

　逮捕されたのは、シエラレオネ国籍で自称アルバイトのバー・スライマン容疑者（４３）です。バー容疑者は去年１２月、東京・六本木の雑居ビルで４７歳の男に対し覚醒剤およそ０．４グラムを渡し現金１万円を受け取った疑いがもたれています。

　バー容疑者は先月１１日にも、交際相手の南アフリカ人の女が住む六本木のマンションに、およそ１万回分の使用量にあたるコカイン３００グラムほどを所持していたなどとして、交際相手と共に現行犯逮捕されていました。

　バー容疑者は路上で通行人に声をかけて薬物を販売し、購入客に対しては２回目以降、携帯電話で売買のやりとりをしていたと話しているということで、警視庁は余罪についても調べています。