三浦春馬 meets キンキーブーツ in LA
【三浦春馬 meets キンキーブーツ in LA】 Vol.4 三浦春馬 meets 来日公演版・ローラ
2016/06/03
『キンキーブーツ』ワールドツアーを見るためにロサンゼルスに旅立った三浦春馬さん。ロサンゼルス公演初日観劇を前に、ドラァグクイーンのローラ役を演じるジェイ. ハリソン・ジーさんとの対談が実現しました。
ジェイさんは迫力あるダンスとエモーショナルな歌声で優れたパフォーマンスを繰り広げる、注目のキャスト。10月の『キンキーブーツ』来日公演でもローラ役を演じます。日本版ローラ役の三浦さんとワールドツアー版ローラ役のジェイさん。ミラクルなツーショット対談をお届けします!
お客様にローラのストーリーを感じてもらいたい
三浦 ジェイさんがローラ役に決まったときにどう感じたか、教えてください。
ジェイ 「夢が叶った」と思いました。自分の心の中に感情があふれ出しましたね。僕は実際に6年間ドラァグクイーンをやっていて、『キンキーブーツ』と同様に、父の望みどおりになれなかった自分との葛藤も経験しているんです。僕の友人から「君は生きたローラだ、君はローラをやらなければいけないよ」と言われ続けていたんですよ。三浦さんはどうでしたか?
三浦 僕は2013年夏に初めて『キンキーブーツ』を見て、それからずっと「ローラがやりたい」と思っていたので、決まったときは本当に嬉しかった。と同時に、日本代表として演じなければいけないというプレッシャーも感じましたね。でも、がぜんやる気が出ました。ローラ役を演じるためにどんな努力をしてきましたか?
ジェイ どの主役を演じるときもそうですが、(演じている本人の)個人の物語も踏まえながら、きちんとストーリーを解釈する必要があると思うんです。『キンキーブーツ』のストーリーで描かれたことを、僕は実際に経験しています。作品のストーリーを真摯に受け止めて、自分自身を舞台に投じて表現し、お客様にローラのストーリーを感じてもらわなければいけないんです。先ほど三浦さんが言ったようにプレッシャーもありますね。ローラというのは、軽く扱ってはいけないキャラクター。そこを念頭に置かないといけないんです。
三浦 この作品で歌われているシンディ・ローパーさんの楽曲の中で、一番好きな曲は何ですか?
ジェイ (ローラが最初に登場して、ドラァグクイーンのショーで歌う)「ランド・オブ・ローラ」ですね。ローラがドラァグクイーンの恰好で出てきて、お客様にローラの愛や喜びを発見してもらい、ローラの味方になってもらうんです。この一曲でお客様の目を引き付けて作品を発進させていくんですね。
三浦 今まさに「ランド・オブ・ローラ」を練習中なんですが、難しい楽曲でもありますね。特に苦労したナンバーは?
ジェイ よくそういう質問をされるんですが、全部が楽しくて、難しいと思ったことがないんです。
三浦 すごく羨ましいです!
ジェイ ハハハ(笑)。ただ、ダンスナンバーより歌で表現するナンバー、たとえば(大詰めでローラの心情を歌う)「ホールド・ミー・イン・ユア・ハート」や(チャーリーとのデュエット)「ノット・マイ・ファーザーズ・サン(私は父の思うような息子ではない)」のような、誰かとつながっている絆を感じさせるナンバーの方がむしろ難しいと思います。
三浦 今、すごく大切な言葉をいただいた気がします。確かに動きの中で表現することはできても、「ホールド・ミー・イン・ユア・ハート」のように動かないで、いかに気持ちを歌に乗せて伝えられるか、というのはプレイヤーとして醍醐味に感じられる部分なんだろうなと思うんです。
ジェイ 三浦さんの言うとおりですね。
Information
◆—————————————————-◆
シンディ・ローパーが全曲作詞作曲!
2013 年のトニー賞で作品賞をはじめとする6 部門を受賞する快挙を成し遂げた大ヒットミュージカルのオリジナルスタッフ陣が集結し、人気と実力を併せ持った日本人キャストで贈る最高傑作『Kinky Boots』!!
◆—————————————————-◆
photo by Leslie Kee
出演:小池徹平 三浦春馬 他
脚 本:ハーヴェイ・ファイアスタイン
音楽・作詞:シンディ・ローパー
演出・振付:ジェリー・ミッチェル
日本版演出協力・上演台本:岸谷五朗
訳詞:森 雪之丞
=====================
速報!!
『キンキーブーツ』日本公演、東京凱旋公演決定!!
■東京公演 : 8月28日(日)~9月4日(日)
東急シアターオーブで上演
6月25日(土)10:00 一般発売開始
☆BUTAKOMEでは6月12日(日)10時から先行販売開始!詳しくは近日発表♪
お問い合わせ/サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(全日10:00~18:00)
=====================
■大阪公演 :2016年8月13日(土)~8月22日(月)
オリックス劇場で上演
S 席13,500 円/A 席11,500 円/B 席 9,500 円/C 席7,500 円/D 席5,500
お問い合わせ/キョードーインフォメーション
0570-200-888(全日10:00~18:00)
=====================
※公演詳細は「キンキーブーツ」日本公演 公式HPへ
【STORY】
イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。
彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。
工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。
従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラ(三浦春馬)にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグ・クイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”をつくる決意をする。
チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが…
photo by Leslie Kee
※画像およびテキストの転載を禁止します。