『Act Against AIDS』が2020年に名称変更 岸谷五朗「より広い支援をしようと…」
『THE VARIETY』は『THE VARIETY SHOW』と改めて継続。来年は武道館が改修工事に入るため、開催を見送り、再来年に『THE VARIETY SHOW27』として再スタートを切るといい、イベント前に行われた取材会で岸谷は「2020年で、AAA事業部がその責任を終えます。エイズというものに対して、薬ができてきたり、HIV治療が発達して、あの当時よりも恐ろしい病気でなくなったことは事実。治る病気になってきたのが(終了の)大きな理由です。そこで話し合ったところ、ほかにも栄養失調、脳性まひといったもっと治らない病気で苦しんでいる子どもがいるので、より広い支援をしようと思いました」と語った。
取材会には、寺脇康文と三浦春馬も同席。寺脇は「チャリティーというのはできることをできる範囲で無理せずやろうということで、26回まできました。1年に1回しかないこのイベントで集まった寄付が、子どもたちのご飯や薬になっている。これからも形を変えて、できることをできる範囲でやっていこうということで、その意志を後輩である春馬が継いで、頼もしいです」と笑顔。三浦も「(ラオスでは)病院を現地のスタッフだけで運営していくのか10年プロジェクトとして続けている。名称を『Anything』にすることで、病棟の未来も拓いていけるんじゃないかなと思って、これからもついていきたいなと感じました」と言葉に力を込めていた。
この日のイベントのサブタイトルである「遂に!俳優だけの武道館ライブ!!…大丈夫なのか~~!?」のとおり、初の試みとして、俳優だけでライブを行った今回。オープニングでは、岸谷、寺脇康文、三浦春馬、猪塚健太、植原卓也、平間壮一、水田航生が、今年大ヒットした7人組ダンス&ボーカルグループ・DA PUMPの「U.S.A.」をキレキレのダンスとともに披露した。その後も、豪華出演者たちがパフォーマンスを繰り広げた。
これまで26回の活動で支援した金額は総額2億9224万1690円にのぼり、国内でのエイズ啓発活動やルーマニアでのHIV感染孤児への支援などのために寄付されてきた。近年の収益金は特定非営利活動法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」を通じてラオスのルアンパバーンにあるラオ・フレンズ小児病院に寄付され、医療設備の充実や医療スタッフの育成に充てられている。イベント中には、ラオスを訪問した岸谷が、チャリティー活動が現地でどのような支援につながっているのかを写真とともに報告した。
■『Act Against AIDS 2018「THE VARIETY 26」
~遂に!俳優だけの武道館ライブ!!…大丈夫なのか~~!?~』出演者
岸谷五朗 寺脇康文 三浦春馬
青柳塁斗/麻生かほ里/石賀和輝/石原壮馬/猪塚健太/植原卓也/太田将熙/
大原櫻子/甲斐翔真/柿澤勇人/風間由次郎/加藤和樹/金子大地/神木隆之介/
神田沙也加/小池徹平/小関裕太/城田優/ソニン/富田健太郎/花澤香菜/
平間壮一/正木郁/松岡広大/松島庄汰/水田航生/溝口琢矢/柚希礼音/
吉村卓也