2021年4月からのNHK朝ドラのヒロインが、清原果耶に決まった。
104作目の『おかえりモネ』は気象予報士をめざす女の子の話となるらしい。
清原果耶は2002年生まれ。
ついに2000年代生まれが朝ドラのヒロインとなる時代に入ってしまった。
まあ、時代が下っているのだからしかたがない。
彼女はいまは18歳で、ドラマが始まる2021年の4月には19歳である。19歳での朝ドラ主演というのはべつだん特別に若いわけではない。つまり順当に2002年生まれがドラマの中止で活躍する時代がやってきただけである。
では各年代の新しいヒロインはいつ出たのか、少し振り返ってみる。
2000年代生まれが出現したのだから、とりあえず10年ごとに戻ってみよう。
「ついに1990年代生まれの女優が朝ドラのヒロインになった」のは2010年の秋『てっぱん』の瀧本美織である。1991年生まれで、ドラマ開始時は18歳だった(すぐに19歳)。
10年前のことになる。
「ついに1980年代生まれの女優が朝ドラのヒロインになった」のは1999年の秋『あすか』の竹内結子である。そのおり竹内結子は19歳。
竹内結子がその世代の先陣だったというのは、なんか納得してしまう。
21年前である。21年前だとまだぎりぎりいまに繋がっている感じがする。
「ついに1970年代生まれの女優が朝ドラのヒロインになった」のは1989年の『青春家族』の清水美砂である。平成元年の春。さすがに30年前になると、ちょっとむかしの感じがする。平成元年だ。
『青春家族』は清水美砂といしだあゆみのダブルヒロインとされているが、2人は母子役で、いしだあゆみは当時すでに41歳だった。清水美砂が18歳。彼女の弟役を稲垣吾郎がやっていた。