「昭和60年代生まれの初めての主人公」は2003年の『てるてる家族』の石原さとみとなる。彼女は昭和61年(1986年)生まれ、彼女は昭和生まれなんですねえ。ただもう、2003年となると、平成も15年だから、昭和何十年代生まれとかはほぼ気にしていない状況だった。
ついでに「初の平成生まれヒロイン」は2009年春『つばさ』の多部未華子である。
多部未華子は、平成元年(1989年)1月25日生まれで、つまり平成になって18日目に生まれているわけで、石原さとみとそんなに年は変わらない。
「初の平成10年代生まれ」は2017年『わろてんか』の葵わかなだけど(平成10年6月生まれ)平成は昭和と違って、平成ヒトケタ生まれとフタケタ生まれの区別はほぼ気にされていない。
さて、「歴代、もっとも若いときにヒロインになった女優」は誰なのか。
石原さとみである。
あまりそういう指摘はなされてないようにおもう。
でも「NHKの朝の連続テレビ小説」でのもっとも若い主演は、2003年『てるてる家族』の石原さとみなのだ。
1986年の12月24日クリスマスイブ生まれの彼女が、2003年の9月29日から始まった『てるてる家族』のヒロインを演じたのはまだ16歳のときである。ドラマの途中で17歳になった。
100作を越える朝ドラの主演を、16歳で務めたのは彼女だけである。
ちなみに彼女は四姉妹の末っ子役で、ひとつ上の三女役をやっていたのが上野樹里だった。彼女は石原と同い年、ただし1986年5月25日生まれなので、ドラマ開始時はひとつ上の17歳であった。ひとつ違いの姉という設定と合っている。
石原さとみがずば抜けて若い主演だった。
朝ドラ主演から今年2020年で17年経っていることになる。でもまだ連続ドラマの主演を続けている。30台の前半だからだ。まだまだ主演を続けるだろう。16歳から主演をやっている人は、やはり何だか違う。華がある。