消えた博物館、今回はめがねの博物館である。
場所は渋谷、文化村に向かう通り沿いの一等地。
アイリスメガネ渋谷店の6階と7階にあったのだ。
開館は1992年。
創立90周年記念に設立したのだそうだ。
展示物は、まず7階に世界の珍しいメガネの実物とメガネの歴史のパネル。
そして、6階にはヨーロッパから持ってきた昔のメガネ工房一式が再現されてあった。
鉄製の工具や細工をする器具などがずらりと並んでおり、そのまま当時のメガネを作れる状態だったのを覚えている。
メガネの歴史について学ぶには、たぶんこの施設が世界で一番詳しい場所だったといえよう。
しかし現在、この場所にこの博物館はない。
2008年12月に同店が閉店することとなり、同時に閉館することとなったようだ。
再開することはないのだそうだ。
企業が自社の博物館を開設・維持することは、株主には忌避されることなのだろうか。
どうも儲けにならないスペースは、不必要と判断されてしまうのだろう。
これも時代の流れ、仕方がなさそうである。
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