親愛なる星の子の皆さん、こんにちは。本題に入る前に改めてお知らせしておくと、今回のパッチは通常より一日遅れての配信となります。このパッチノートの公開が一日遅れたことから、気付いた方もおられるかもしれません。パッチそれぞれのリリース予定日については、こちらのプレイヤーサポート記事をご確認ください。
長きに渡る冬眠を経て、遂に嵐が到来しました――いよいよ我らが熊さんが、その真の姿をあらわにします!先日ハウリングアビスにて開催された新生ボリベアのお披露目イベントも、楽しんでいただけたなら幸いです。
このパッチ10.11では、ミスがないようとりわけ注意を払いました。というのも、私たちは長い間、物悲しい夜を寒々しい部屋で過ごし、1つ灯されたロウソクに集まり、上辺だけの寒いダジャレを繰り返し唱え合っていたのです――もちろん、安全な距離を保ちながら。そんなわけで、皆さんどうかカリカリせずにお読みください。きっと上手くいっているはずです。
それでは、幾つかの変更点を説明していきましょう。フィドルスティックスやラックスへの調整もありますが、メインディッシュはなんといってもマークスマンというクラス全体に関する変更でしょう(そう、遂にです!)。
ここしばらく、マークスマンたちが苦戦を強いられていたのは明らかです。耐久力の低さからレーン戦を生き残るのが難しく、試合序盤ではとくにそれが顕著でした。こうした状況を改善するため、2通りの方法で強化を施しました――1つは体力関連のステータス引き上げ、そしてもう1つはアイテムの強化による、試合後半における機動力の向上です。そして、そのための代償は何もありませんので、マークスマン使いたちは今まで以上に楽しくプレイできることでしょう。
それに、皆さんの足取りが軽やかになって困ることなんてないはずですから。
そうは言っても、サポートへの依存度が低くソロレーンでの使用に足るマークスマン(ルシアン、ヴェイン、トリスターナ、カリスタ)については、より一層注目することにしました。これらのチャンピオンについても、ソロレーンに偏重しないよう注意しつつ、ほかのマークスマンと同様に強化を行いたいと考えました。そんなわけで、彼らにはそれぞれの個性に合わせた別々の強化を施しています。
ぜひサモナーズリフトに出向き、ここでの情報を活かして相手をあっと言わせてやってください。きっと、“いつもより長めのデスタイマー”が見られることでしょう。
TFTのパッチノートをお探しの方は、こちらのポータルをご利用ください!
無慈悲の嵐
より強力な雷と鉤爪を得たフレヨルドの戦の精霊が、パッチ10.11にて再来します!
高解像度バージョンのボリベアの新スプラッシュアートは、リーグ・ディスプレイから入手可能です!
固有スキルによる「身代わり人形」のポーズを取るまでの時間が延長。「身代わり人形」のポーズからスキルを発動すると、敵にフィアー効果を与えるように。Wのミニオンに対するダメージが増加。
“恐怖のカカシ”というフィドルスティックスのアイデンティティをさらに強固なものにするため、Qの自動効果に関してより自然なメカニズムを追加することで、全体的な不気味さを強めました。また、現在のスキル構成ではレーナーとして活躍するのが少々難しいため、ウェーブクリア性能を強化することで、ミッドとトップでの使いやすさを向上させてもいます。
基本攻撃速度の反映率が上昇。
ガングプランクの攻撃速度に手を加え、より素早い樽爆発コンボや、ほかの攻撃力アイテムの代わりに「ジール」アイテムでも活躍を狙えるようにしました――つまり、“もっとクリティカルを! もっと爆発を! 近接射程ではもっと殴り合いを!”というわけです。これは特に、“「トリニティ・フォース」購入というパワースパイク(アイテムやレベルによって、そのチャンピオンの強さが突出することを指します)により磨きがかかる”ことにも繋がるはずです。
Qの発射時のダメージ反映率が低下。
グレイブスは高スキルレベル帯で敵を燻しまくっている状態だったため、ゴールド面において深刻なスノーボールを引き起こしてもいるスキルの攻撃力反映率を低下させることで、脅威に基づくパワーを手早く抑えることにしました。追加ダメージへの依存度が比較的少ないため、ほかのビルドへの大きな影響はないはずです。この変更が脅威以外のビルドで敵の足を吹き飛ばすきっかけになってくれることを期待しています。
Qの基本ダメージが増加、ミニオンに対するダメージ低下率が上昇。
パッチ10.6でヘカリムをもっと恐ろしい存在にしようとしたものの、ほぼ全てのスキルレベル帯で迫力にかけているというのが現状です。そこで、ウェーブクリア能力を低下させ過ぎないようにしつつ、ジャングルでのクリア能力と広範に渡る戦闘能力をもう少し強化することにしました。
Wの基本ダメージが高スキルレベルで減少。
“戦闘型ジャンナ”はレーン戦におけるベストなアプローチだと思いますが、とはいえ彼女のハラス性能は現状、相手を風化させ過ぎてしまっているようです。そんなわけで、激しい暴風雨のようなポーク性能を少し抑えることにしました。
Qの増加攻撃力反映率が上昇。Rの射程が高スキルレベルで増加。
「ジール」非使用ということもあってほかのマークスマンよりも弱いカイ=サには、前述のマークスマンクラス全般に関する変更とは別に、特別の配慮が必要だと感じました。
Eの再発動によるスロウ効果時間を延長。
我らが希望の光ことラックスは、様々なスキルレベル帯に渡って、いずれのレーン(つまり、全スキルレベル帯におけるサポート、そして高MMR帯におけるミッドレーン)でも苦戦続きでした。スロウ効果時間の延長により、コンボを狙う際により安定したパワーを発揮し、チームにさらなる補助効果をもたらしてくれることを願っています。
Eのクールダウンが延長。
目下のところ、シンドラはミッドレーンにおいて最高クラスの活躍を見せており、また比較的安全なピックとしてたびたび選択されています。今回の調整でスタンさせられる頻度を減らしたため、相手側も“脆い”という彼女の弱点を突きやすくなったはずです。
Qのコストが増加、敵キル時の体力回復量が低チャンピオンレベルで低下。
タロンは試合序盤からQを最大限活用することで、高MMR帯のミッドレーンにおいて強い存在感を示し続けています。そこで今回、序盤のレーン戦を長々と生き延び、楽々とアイテムを揃えてしまえなくなるよう、サステイン性能を抑えることにしました。
マークスマンのクラスは耐久力という大きな問題を抱えており、とくに試合序盤のレーン戦において、彼らのパワーはサポートに大きく依存していると言えます。また、マークスマンの強さが“どれだけの時間生き残っているか”に左右されるというのは、ゲームプレイにおける満足度の面にも問題を引き起こしていました。基本体力、および(アイテムによって)機動性を向上させることで、たとえ相手と差を付けられてしまってもADCにとってはそれほど大きな痛手にはならず、返り咲くチャンスを探り続けられるようになるはずです。
とはいえ、ルシアンやヴェインのように“ソロレーンでの使用も可能なボットレーンのマークスマンたち”に対し、皆さんが懸念を抱いていることも承知しています。今回は以下に記載されている、別途のまとまった変更を行うことにしました。
なお、コーキ、キンドレッド、クイン、セナ、グレイブスは使用率の高いレーンが別にあるため除外しています。セナについては、今後のパッチで同様の変更を行う可能性を考慮したうえでの除外です。
以下に記載されている各チャンピオンは、基本体力とレベルアップごとの体力に関して同じような基本ステータス強化を得ています。
以下のチャンピオンについては、ソロレーンでの使用率とそのスキル構成を考慮して、より具体的な強化を行うことにしました。同業者であるほかのマークスマンたちと同様、彼らにも全般的な満足度やパワーの面で問題は残るでしょうが、こうした問題を解消するにはただ単に耐久力を上げるのではなく、それぞれに合わせた変更が必要であることをご理解ください。
スキルのビジュアルエフェクトは概ね良好ですが、ヒットボックスの明確さに関して改善の余地があるチャンピオンに小規模な変更を行うことにしました。カシオペアの場合、操作しているプレイヤーと相手プレイヤーの双方にとって、Qによる煙のパーティクルは見難く、またアルティメットの正確な範囲が把握しづらい状態にありました。そのため、どちらも正確性を高めるためのアップデートを施しています。
また、カシオペアを操作しているプレイヤーにとって、どの対象が毒状態なのか(そしてEで追加ダメージを与えられるのか)分かりにくいことがありました。そこで今回、カシオペアを使っている場合に、毒状態の対象の頭上により明確なインジケーターが表示されるようにもしました。
今年フラフトアイコンを購入した皆さんに再度お知らせです。レインボーポロ(と新しい仲間たち)がサモナーズリフトとハウリングアビスを彩ってくれるのは日本時間の7月1日までです。7つのアイコンのいずれかを装備すればプロフィールの背景が変わり、ゲーム内では「ホームガード」効果でカラフルな軌跡を残して走り回れます。
さあ、あなたも虹を描きましょう!
「銀狼ワーウィック」と「中世トゥイッチ」のクロマのラインナップに、今年分のクロマを追加しました!今シーズンで名誉レベル5に到達した際、ベースとなるスキンを持っていればこれらの新クロマの1つと引き換え可能なトークンを名誉カプセルから入手できます。(もしくはその代わりに、トークンを以前のクロマ、またはベーススキンの1つと引き換えることもできます)
詳細はこのクロマに関する最新記事をご確認ください。