地球の子らよ、こんにちは。
このパッチでは、よりトリッキーになった新生ウーコンが登場するほか、試合内においてできるだけチームごとの「どこでもオプション」の人数が偏らないようにするため、マッチメイキングシステムのアップデートも行われます。変更の詳細を読んでいただければ、ここでの大雑把な説明よりもずっと興味深く感じてもらえるはずですので、ぜひ最後までお付き合いください。
また前回のパッチの続きとして、非ジャングルチャンピオンへのジャングル向け調整第3弾をお届けするほか、トップレーナーが試合終了まで脅威であり続けられるよう新たな調整も施しています。
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今回のパッチから、ソロ/デュオのマッチメイキングシステムにおいて、「どこでもオプション」のプレイヤーができるだけ両チーム均等に配分されるようになります。
“自分のチームには「どこでもオプション」のプレイヤー(たち)がいるのに相手チームは全員が得意ポジションを担当している”という状況は、確かに不公平に感じられてしまうことでしょう。今回の変更により、待ち時間が少々長くなる代わりに「どこでもオプション」のプレイヤーができるだけ両チームに均等に配分されるように(そして可能ならば1人も入れないように)なります――「どこでもオプション」そのものを廃止してしまうと、キューの待ち時間が異常に長期化してしまうため、代わりにこの仕様変更で「どこでもオプション」のプレイヤーが入った試合の公平性をできる限り高めることにした、というわけです。
これと同様に、“プリメイドグループの人数を両チームで揃える”仕様変更についても現在検討中です。最初にこの変更だけを単独でテストしていた間はとても上手く機能していました。……が、「どこでもオプション」の仕様変更と組み合わせると全く機能しなくなり、想定以上にMMRの差が開いたマッチメイキングがされるようになってしまいました。そんなわけで、プリメイドの配分については近日中のリリースを目指して目下調整中です。
なお、この仕様変更がほかのキューに種々の影響を及ぼしてしまう可能性を考慮して、現時点での仕様変更はソロ/デュオのマッチメイキングのみに留めてあります。そして、もし問題がないようなら今後はほかのキューにも手を広げていくつもりです。
Rの「チルド」効果時間が増加。
アニビアの各種スキルが与えるデバフの長さを統一するため、アルティメットの「氷漬け」デバフ(Eのダメージを倍増させるアレです)の効果時間を少しだけ調整しました。
セヴェラムの自動効果の回復量とインファーナムの自動効果の対ミニオンダメージが減少。クレッシェンダムの強化ダメージが減少。
アフェリオスは未だプロシーンを席巻し続けています。そこで、とくにプロプレイヤーたちから高く評価されている要素をさらに弱体化することにしました。
Wの追加ダメージが減少、コストが増加。Eのコストが増加すると同時に、スキルレベルに応じて減少するように。
トップレーン及びファイター向けアイテムへの調整の結果、ダリウスは一線を越えかけた存在となってしまっています。そのため、「E - 捕縛」の戦略的重要性を高めることを軸に置きつつ、軽い弱体化を施しました。
Wの移動速度が増加。
熟練のドレイヴン使いたちがその高い技術を発揮した際に最大限活かせるような方向で、ドレイヴンの持つパワーの一部を強化しました。
レベルアップごとの基本魔法防御が減少。Eのクリティカル時ダメージ増加率が減少。
ガレンのビルドの幅は広がりましたが、それでもまだ期待していたレベルには達していません。そのため、今回はステータスの一部を弱体化し、ダメージビルドへの流れをさらに推進することにしました。そもそも、彼は現状ちょっと強過ぎますしね。
Rのフィアー効果時間を延長。
ヘカリムには”移動距離ギリギリで仕掛ける“というリスクを取ってもらえるよう調整しています。
固有スキルによるオーブ獲得速度が試合後半に上昇するように。
前回のパッチでケインのオーブ獲得率を調整しましたが、そのせいで彼の変身タイミングが試合後半に偏ることになってしまいました。なので今回は、変身タイミングを以前のものに戻すための調整を施しています。
レベルアップごとの基本攻撃力とマナ自動回復が増加。Wの体力回復量が増加。Rの回復量が増加。
キンドレッドはバフに飢えているようです。このところ元気に欠けている子羊と狼には、回復力と成長率という2種類の栄養剤を与えることにしました。
基本移動速度が上昇。Eのシールド量が低スキルレベルで増加。
モルガナはミッドレーンで運用しても良い状況にありますが、このバフは主にサポートでの運用を主眼に置いたものです。
レベルアップごとの基本マナ自動回復が増加。Wのダメージが高スキルレベルで増加。
ライズについてはプロシーンでの存在感を管理し、ピックを完全に支配してしまわないようにしたいと考えていますが、とはいえ現状の彼には試合終盤における強さが足りていないようです。そこで、試合が長引いた際には“Lv18の王”の一人として君臨できるよう強化を施しました。
固有スキルの魂1つあたりの基本攻撃力が減少、霧のクールダウンがスキルレベルに応じて減少するように。
目下のところ、とくに防御型のタンクチャンピオンと組んだ場合、サポートセナは強すぎる状態にあります。魂の効果と獲得頻度を引き下げることでレーン戦相手へのハラスがやりにくくなり、守ってくれるタンクがいる場合にはほかにやるべき仕事が(頻度も含めて)増えるはずです。
Rの分身の通常攻撃ダメージが減少。
現状、攻撃力特化型シャコは少々強すぎるため、軽い弱体化を施すことにしました。
Qによる「再生」の回復量と増加移動速度が上昇。
トップソラカという惨劇が私たちの時空を脅かすことはもはやなくなったため、「Q - 星のささやき」のパワーを少し戻すことにしました。
Wのブルーカードとレッドカードの魔力反映率が増加。
試合終盤でカードの切り方を変える理由が少し増えたはずです。
Qのスロウ効果時間を延長。Eのスタン効果時間を延長。
「W - パージ」が真っ先に最大レベルに上げるべき主軸スキルとなっていることもあり、アーゴットの持つその他のスキルはやや軽視されがちです。行動妨害能力を少し強化してやれば、コンボの確実性向上とともに行動妨害耐性にも対応しやすくなり、アーゴットも“嗚呼、神よ(アァ、ゴッド)”といった気分でいられるようになることでしょう。
基本攻撃力とレベルアップごとの基本攻撃力、物理防御が増加。Qの基本ダメージが増加。
このちび助くんもちびっと強化しました。
固有スキルのステータス上昇が付近の敵への対応ではなくチャンピオンとの戦闘に特化。Wにダッシュ効果が追加され、代わり身が通常攻撃とスキルを真似るように。Rが2回使用可能に。
このアップデートの主な目標の1つは、ウーコンの“人を化かすトリックスター的なプレイスタイル”を強化することにありました。そこで彼の戦闘パターンの幅を広げ、相手の裏をかく手段を増やすことにしました――こうして猿は人を棒の一叩きで倒してしまうのを止め、ちゃんと人を化かすようになりましたとさ、めでたしめでたし。さらに、ミッドレーンでの運用及びアサシンビルドは(強かったものの)使っても使われてもあまり楽しさが感じられないものだったため、ブルーザーとして、トップやジャングルビルドの方を強化することにしました。そして今回はさらに……、さらに……(以下、200年程続く)。
Wの中心部分のダメージが増加。Rの1発あたりのダメージが高スキルレベルで増加。
正確なエイミングをマスターした熟練ゼラス使いへのご褒美として、エイム力を要する狙撃スキルを強化しました。
ジャングル向けチャンピオンプール(チャンピオンの選択肢)の拡大を目指した変更の第3弾です。今回の調整により、モルガナが本来のロールだけでなくジャングルにも対応できるようになった点に気付かれた方もいることでしょう。これらの変更が上位ランク帯のプレイに過剰な影響を与えないこと、そして実際にピック幅を広げているかどうかを、今後しっかりと観察していくつもりです。
ソロキューのあらゆるスキル帯において、未だにファンネリング戦術が行われています。レーナーがゴールドとXP獲得のモチベーションを維持できるよう、今回さらに制限を強化することにしました。味方にファンネリングせず、普通にレーンをプレイしている限り、この制限に抵触することはまずないでしょう。
パッチ10.5でトップレーンに施した変更のフォローアップとして、「デスダンス」と「テレポート」に手を加えることにしました。この組み合わせにより、“レーニングフェーズを終えてキャリー用アイテムを手に入れたトップレーナーを試合が終わるまで脅威であり続けられるようにする”という当初の目標がさらに補強されるはずです。また「テレポート」への変更は、このサモナースペルの役割を“優秀なレーン維持用ツール”から“試合終盤における分散及び奇襲用ツール”へと移行させることでしょう。
リーグ・オブ・レジェンドの進化に伴って、プレイヤーは新たなメタや戦略を発見し、チャンピオンは性能が変化し、アイテムも追加や削除、リワークが行われていきます。このように様々な変更や調整がなされる一方で、「おすすめのアイテム」にはそういったゲーム内での変更点が反映されず、とかく放置されがちでした。そこで今回、誰でも簡単に扱えるようなアイテムビルドを確実に組めるように、単純な間違いを直したり、ショップに表示される内容を完全に差し替えたりといった修正作業を行いました。(注意: このおすすめはあくまでも経験の浅いプレイヤー向けのものであり、ここで表示されるものが常に最良のビルドというわけではありません)
おすすめのアイテムが大きく変更されたチャンピオンのリスト: アリスター、アッシュ、ブリッツクランク、ガレン、グラガス、アイバーン、カイ=サ、カサディン、ケイン、キンドレッド、ルブラン、リー・シン、レオナ、ルシアン、マスター・イー、ミス・フォーチュン、モルデカイザー、モルガナ、オラフ、キヤナ、ラカン、レネクトン、レンガー、リヴェン、ランブル、シャコ、ソナ、スウェイン、シンドラ、タロン、タリック、スレッシュ、ヴァルス、ヴェイン、ヴェル=コズ、ワーウィック、ゼラス、シン・ジャオ、ジリアン、ゾーイ、ザイラ
チームファイト タクティクスに続いてClashも始動したことで、リーグクライアントのメインメニュー画面はすっかりすし詰め状態となってしまっています。今回のパッチではこのメインメニュー画面に適度な余裕を持たせると同時に、使用感の向上も図ることにしました。そこで「プロフィール」と「コレクション」のタブを、現在の「戦利品」や「ストア」のようなアイコン形式に変更しました。またユーザーテストの結果から、プレイヤーがよく「戦利品」と「ストア」のアイコンを間違えていることが判明していたため、パッチ10.5では「戦利品」アイコンを“クラフティングを象徴したデザイン”へと変更し、さらに「ストア」アイコンを目立たせるべく視覚的な工夫も加えました。
今回のパッチで以下のスキンがリリースされます。高解像度のスプラッシュアートをリーグ・ディスプレイで手に入れましょう!