離乳食を食べない! 母乳やミルクを欲しがるときの対処法

離乳食を開始したものの、母乳やミルクばかり欲しがることはありませんか? 「欲しがるままに飲ませてもいいの?」「栄養面では大丈夫?」と心配になるのではないでしょうか。今回は母乳やミルクを欲しがって、離乳食を食べないときの対処法についてお伝えします。

この記事のポイント

授乳回数を減らす

離乳食が始まってしばらくの間も、母乳やミルクは赤ちゃんの栄養源になります。母乳は赤ちゃんの欲しがるままに与えても構いません。ミルクは2回食では1日3回・3回食なら1日2回程度を目安に与えましょう。もし目安よりも多く与えている場合は、回数を減らしてみてください。

何度も欲しがる場合は外遊びや散歩をさせて、気持ちを紛らわせてみましょう。自宅では授乳しやすいため、赤ちゃんも「お腹が空いたらおっぱい(ミルク)を飲む」と認識します。お腹が空いたら離乳食を食べることもあるので、体を動かしてリフレッシュさせてください。

母乳はミルクよりも授乳回数が多くなりがちです。起床後や就寝前に飲む習慣がある場合は、少しずつ減らしてみましょう。離乳の完了は「形のある食べ物を噛みつぶせて、メインの栄養を離乳食からとれるようになること」です。卒乳とは別に考えて進めていきます。

食事への興味を持たせる

赤ちゃんは保護者の食事も見ています。離乳食を与えるときは、保護者と一緒に食卓を囲んで食べてみてください。保護者の食べている様子をじっと見つめていたり、よだれを出したりしているときは興味を持っている可能性があります。取り分けメニューを食べさせてみると、食べてくれることもあるでしょう。

手づかみ食べができるようになる12か月頃からは、自分の手で食べられるものを与えてみましょう。スプーンやフォークを拒否しても、手づかみ食べなら食べることがあります。

また食べ物を題材にした絵本やおもちゃで、食材への興味を持たせてみるのもおすすめです。赤ちゃんが特定の食材に興味を示すこともあるので、絵や写真を見せるところから始めてみましょう。

無理に進めなくても良い

離乳食を始めたからといって、すんなりと食事に以降できるわけではありません。母乳やミルクの方が好きな赤ちゃんもいます。どうしても食べないときは、授乳をして落ち着かせるのも一つの方法です。

また離乳食を嫌がる理由は、食材の固さや味に慣れていないことも考えられます。固さを変えてみたり、味付けを変えたりして試してみてください。ベビーフードを好む赤ちゃんであれば、味付けや固さを参考にするのもおすすめです。

あまりに食べないときは、保護者も辛くなってしまいます。無理に離乳食を進めようとせず、赤ちゃんと保護者のペースで少しずつ進めていきましょう。

まとめ & 実践 TIPS

離乳食を嫌がると「周りの赤ちゃんは食べているのに」「食事のたびに嫌がって辛い」と悩むでしょう。大変だと感じたら「授乳回数を減らす」「食事への興味を持たせる」を試してみましょう。そして「無理に進めなくても良い」という楽な気持ちで、赤ちゃんと保護者のペースで進めていってくださいね。


出典:子育てインフォ
URL
https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=441
https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=1069
https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=875

授乳・離乳の支援ガイド
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

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