名鉄資料館
名鉄資料館は、名古屋鉄道の歴史を物語る数々の資料の保存・展示施設として、創業100周年である1994年(平成6年)6月に開館し、以来多くの皆さまにご来館いただきましたが、本年12月25日(金)をもちまして、閉館する運びとなりました。
開館以来長きに亘り、多くの皆さまにご来館いただきましたこと、深く御礼申し上げます。
なお、現在名鉄資料館に保存している資料については、今後、当社資料倉庫にて保管する予定です。
開館以来長きに亘り、多くの皆さまにご来館いただきましたこと、深く御礼申し上げます。
なお、現在名鉄資料館に保存している資料については、今後、当社資料倉庫にて保管する予定です。
名鉄資料館は、平成6年6月、名古屋鉄道創業100周年を記念して開館しました。
当社の創業は、明治27年の愛知馬車鉄道の設立に遡ります。その後、間もなく名古屋電気鉄道と社名を改め、明治31年には、我が国二番目の電気鉄道として笹島~県庁前間の営業を開始いたしました。
また、この地方では、明治から大正にかけて、当社の前身となった数多くの私鉄が相次いで開業しましたが、その後、太平洋戦争をはさんで当社との合併、統合がすすみ、今日の会社の基盤が築かれました。戦後は、戦災の荒廃の中から立ち上がり、豊橋~新名古屋~新岐阜間の直通運転実現をはじめ、車両の高性能化、駅舎、線路等、鉄道施設の基盤強化に力を注いでまいりました。
さらに、昭和30年代半ば頃からは、パノラマカーの投入をはじめ、新線の建設、名古屋市地下鉄との相互直通運転を行うなど、輸送力の増強とサービスの向上に努め、飛躍的な伸展を遂げ、今日では、鉄道・バス事業を通して、この地方の交通の重要な担い手として大きな役割を果たしております。
名鉄資料館では、こうした幾多の混乱期をのりこえ今日に至るまでの当社の歴史を物語る数々の貴重な資料を保存、展示し、先人の足跡を偲ぶよすがとすると共に、新しい発想を生み出す糧にしたいと考えております。