挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
おかしな転生 作者:古流 望

第28章 復活の卵

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
289/289

288話 船旅

 晴れ渡る青空と微風。

 港町にとって、これほど素晴らしい天気は無い。

 波も穏やかで、船乗りたちにとっては絶好の稼ぎ時。

 慌ただしく騒がしい船着き場に、大きな荷物を抱えてイサルは立っていた。俊足の魔法使いとしてどんな所でもあっという間に移動できる彼であるが、海の上を走ることは出来ない。

 イサルの魔法はよくモルテールン家の【瞬間移動】と比較されるわけだが、こういう時は瞬間移動の方が便利だと思う。

 勿論、イサルの魔法が【瞬間移動】の下位互換という訳ではない。一度も行ったことのない場所にも行ける点、途中で方向転換も容易い点、軽金などで魔法対策がされた部屋にも入れる点など、色々と良い点もあるのだ。

 とはいえ、海を越えるためにひと手間が掛かる所は、イサルとしても悩ましい所だった。


 「イサル様、これでよろしいでしょうか」


 巨大な帆船の中から出て来た男が、イサルに対して慇懃に話しかける。

 聖国の持つ公用船の船長で、操船技術は申し分ないと評判の男だ。彼も聖国の中ではそこそこ高い地位に居るのだが、やはり魔法の力で国力を維持する国では、優れた魔法使いの方が地位は高い。

 確認をお願いしますと言われたことで、イサルは積み荷の最終チェックを行う。


 船長から、これは何で、あれは何でと逐一説明を受けていく。

 一通り聞いたところで、問題ないとイサルは頷いた。


 「ああ、これでいい。急がせてしまったが、よくやってくれた。それと、水は多めに積んでおいてくれ」

 「はい」


 船長は、イサルの任務を知らない。知らされていない。

 しかし、神王国との間を往復し、その上である程度余裕を持たせるようにとは言われている。

 一応多めに水を積んだはずだが、それを改めて確認しておくようにと言われた。


 「あとは……これか」


 そして、イサルはある意味で最重要な積み荷を確認する。

 動かないように厳重に固定された箱を開ければ、中にはこれまた厳重に梱包された物体があった。

 中身を知る船長は、一つの素朴な疑問をイサルに尋ねる。


 「こんなに“卵”を積んで、どうするのですか?」


 そう、卵だ。

 普通の往復航海で貴人を運ぶ際、貴人の我がままに合わせて積み荷を用意するというのは珍しい話では無い。

 ワインを絶対に切らさないようにと厳命する人間や、好物だからと芋を大量に持ち込む人間など、その手の“調整“は船長としても仕事のうちだと割り切れる部分。

 今回の積み荷で卵を指定された時も、てっきり乗客の食事の好みだろうと思っていたのだが、それにしては変な指示があったのだ。

 積み荷の卵は、絶対に、それこそ嵐に遭おうとも割れないようにしておくように、と。

 珍しいといえば珍しい指示だ。

 工芸品や美術品を運ぶ専用船ならば、こういった積み荷への配慮も当然な話なのだが、今回の積み荷はただの卵だ。それこそ市場に行けば朝採れの新鮮な物が手に入る生鮮食料品。

 勿論、卵というのは高級食材であるし、急に手に入れようとしたところで無理やりに産ませられるものでも無い。

 そういう意味では厳重に梱包するのも分からなくはないのだが、どうにも違和感がぬぐえない。

 そんな船長の疑問には、イサルも苦笑いで曖昧に返答する。


 「まあ、保険だな。木を隠すなら森の中、というだろう?」

 「こんなに色んな卵を集めるのにも意味があると?」


 今回の卵は、一種類ではない。

 普通、卵といえば鶏の卵だ。ポピュラーというなら一番ポピュラーなもの。勿論鶏の卵にも種類はあるし、大きさや色合いといった違いはある。

 しかし、今回はそれ以外にも色々な卵を取り揃えろとの厳命があり、ガチョウ、アヒル、ウズラ、珍しい所では海鳥の卵も集められた。蛇の卵なども積んであり、明らかに異常と言える積み荷だ。


 「鶏の卵しかないところにガチョウの卵があれば目立つ。あらゆる卵が有る所に多少珍しい卵があっても何の卵か分からんだろ?」

 「はあ」


 船長は首を傾げる。

 言っている内容が分からなかったからではない。内容は分かるが、意味するところが分からなかったからだ。

 確かにガチョウの卵を置くのなら、色々と種類豊富な卵のある所の方が、鶏の卵しかない所に置くよりも目立たない。それはその通りだ。だから何だというのか。

 船長には深い部分は分からなかったが、どうにも何かしらの意図が隠されていそうな感じである。


 「お前たちは気にしなくていい。あくまで保険だ。何かの役に立つかもしれぬというな」

 「はあ」

 「割らないように気を使ってくれればいい。出航の準備をしてくれ」


 分かりましたと答え、船を出す準備を始める船長と船員たち。

 積み荷の確認と固定が終わり、係留のロープが外され、足場も片付けられる。


 「下帆を張れ!!」


 船長の号令一下、港内で使う下帆を張る。

 いきなり全ての帆を張るなどと言うのは、車でいうならいきなりアクセルをベタ踏みするようなものなので、普通はあり得ない。

 まずは、一番扱いやすい下帆を張り、港を出たところで本格的に帆を広げるのだ。


 「錨を上げろ、出すぞ!!」


 船を港内に留めていた錨を巻き上げ、大きな帆船がそろりと動き出す。長い棒で岸壁を押し、えいしょと離れればあとは風に乗るだけ。

 のろりのろりとした速度で港から出れば、そこからは船乗りたちが活躍する戦場である。

 ばさりと張られた帆にいっぱいの風を受け、船はすすいと波に乗った。


 「気持ちいい風だな」


 甲板に出ていたイサルが呟く。

 速度の出る船の甲板だ。それなりに強めの風が吹く。抜けるような晴天に、流れる風の気持ちよさといったら、自分がそのまま鳥にでもなったかのような気分になる。

 自分の魔法のこともあり、強い風に当たるのが珍しくない男だ。風については少々詳しい。

 いつも感じている陸の風との違いを感じつつ、気持ちよさに浮かれ気味のイサル。


 「そうですね。今の季節は行きは良い風があります」


 鼻歌でも歌いそうなお偉いさんに、甲板長が相槌を打つ。

 甲板にあるロープなどを纏めながら、今日は良い風だと同意してみせた。

 行きに関しては何の問題も無いだろうと。


 「帰りは?」

 「あまり期待せんで下さい。行きに良い風ってことは、帰りなら向かい風です」


 船の場合、追い風や横風があれば速度も速くなる。逆に向かい風なら操船はジグザグと進むことになり、速度も出ない。

 風というのは、気圧の配置によって方向が決まる。高気圧から低気圧に向かって風が吹くのだ。勿論、空気の密度である以上、一か所にじっとしているわけでは無い。低気圧も高気圧も動く。

 しかし、動くとは言ってもその動きはある程度の期間を要する。ついさっき低気圧だったものが、一時間後には高気圧になる、などと言うこともない。ましてや季節性の気圧配置ともなれば、何日間かは似たような気圧配置になることが多い。

 つまり、季節的な南風ならば、しばらくは同じ方向に風が吹くということ。

 行きに追い風ならば、帰りは向かい風。これまた当然の話である。

 行きが順調すぎるほどに順調ならば、逆に帰りはある程度風待ちの期間が出るかもしれないと、甲板長はボヤク。


 「それもそうか。だとすれば少々厄介な話になるかもしれんな。帰りに風に邪魔されない方法はあるか?」


 イサルは秘密の任務を持つ身。敵地でいつまでも長居するなど、リスクが高くなるだけで百害あって一利なし。

 順調に航海が進むのは喜ばしいが、帰りに不安があるというのはいただけない。

 風に影響されずに帰る、良い方法は無いか。

 問われた甲板長はしばらく考えて、一つの答えを口にする。


 「三角航法ってのがあります」

 「三角航法?」


 聞きなれない言葉に、思わず聞き返す魔法使いイサル。


 「二カ所を往復してりゃ、行きと帰りで条件が正反対になるでしょ」

 「ああ」

 「なもんで、三カ所を廻るんです。斜め後ろからの風や横風ならやり様もあるので」

 「ほう、なるほど」


 聖国の船乗りには聖国の船乗りなりに、創意工夫と受け継がれてきた知恵がある。

 聖国と神王国の間は海に隔てられているが、季節性の風は毎年吹く方向がある程度決まっていた。風を読む船乗りがこの風を利用しないはずもないのだが、利用法にも色々とある。

 勿論、風を背に受け疾駆するというのも利用法の一つ。

 他の利用手段としては、横風として利用する方法がある。

 追い風の場合は、速度が乗ってくれば追い風の効果も相対的に弱くなるのだが、横風は速度が乗っていても受けることが出来る。熟練の船乗りにもなれば、横風の中で追い風以上に速度を出すこともあるという。

 その為に、二地点を往復するのではなく、三地点を廻るように航海するという航法を編み出したのだ。


 「当たり外れが少ないのが利点ですが、その分当たりが出ても儲けが少ない欠点もありまして」


 風に大当たりが来れば馬鹿みたいに速度を稼げる二点間交易と、安定しているが大当たりが来ても稼げる速度は知れている三点間交易。どちらにも一長一短あるので、どちらが優れているという訳でもない。

 どのみち風任せな博打には違いないので、一点賭けでドカンと狙うか、分散賭けで手堅くいくかの違いだ。


 「ま、全部が全部上手くいく話というものは無いな」

 「ええ」


 世の中、美味い話などそうそうあるものではない。

 しかし任務を考えた時、帰りのことを考えておくというのは、イサルからしても大事なことに思えた。


 「ボーハンとレーテシュバルと、もう一か所を置くとしたらどこになる?」

 「そりゃあ、グリモワース辺りでしょう。聖国でも指折りの港町で、風を考えればそこ一択ってものです」


 船を出航させた港がボーハン。そしてとりあえずの神王国の玄関口レーテシュバル。ここ以外にもう一カ所。先の三角航海の拠点を考えておくならどこが良いか。

 イサルは航海については素人である。色々とよさそうな場所は思いつくが、正解かどうかを確認しておきたいと、甲板長に尋ねる。

 甲板長も、質問の答えはすぐに出た。元々大型船がそのまま寄港できる港などそれほど数も無いのだ。聖国内でというなら二択か三択。風のことを考えてボーハンを除くとなれば実質一択である。


 「異教徒連中の所なら?」


 グリモーワースという答えはイサルも自分の中で答えが出ていた。聖国の港町で、自分にもなじみが深い所だからだ。

 しかし、今回の任務でいうなら、神王国側の良港も聞いておきたい。


 「そうですね、ボンビーノ子爵領のナイリエ辺りが良いでしょう」


 甲板長は、今度は少し考え込んだ。

 幾つかの港町を思い浮かべたところで、ナイリエと答える。諸々の条件を思えば、やはりここが良いだろうという判断だ。


 「やはりか。港となると出てくるな」

 「海の形が変わるわけじゃあないので、昔からの良港は、今も良港です」

 「ふむ、良港が栄えるのもまた道理か」

 「ええ、足の長い大型船がそのまま寄れる港って言えば、南大陸を見ても両手で指折りして、指が余ります。そんなところは人も多いので、より便利になっていくわけで、有名なところは昔から有名です」


 港の良し悪しの条件というものも色々ある。

 自然の地形として三方を囲む、ないしはくの字になっており、風の吹く方向が限定的であること。海底の深さが港近くまで十分に深く、喫水の深い船でも船底を擦る心配のないこと。海底が砂地や礫地で投錨(とうびょう)に適すること。海の魔物が居着いていないこと。波の高さがあまり高くならない地形であること。などなど。

 これら一般的な良港の条件に加えて、経済港や貿易港であれば大消費地との距離が適度で、河川や街道を使った交通の便が良いことなどが更に条件として加わる。

 勿論、全てが完璧な場所などまず無いので、幾つかの条件には目を瞑るなり、人為的に手を加えるなりするわけだが、それにも限度はある。

 良い港が出来るところというのは、結局のところ昔も今も変わらない。


 「良い港には人が集まり、金が集まるか」

 「ええ」


 羨ましい話だ。イサルはそう呟いた。

 金儲けに汲々とするような人間では無いのだが、それでも金の重要さは理解しているし、有れば有っただけ使い道のあるものが金である。

 元々の自然の地形が金儲けに向いているというのだ。妬ましさを感じてしまう。

 だが、甲板長の意見にも聞くべきところはあった。


 「目的地に着いたら、ナイリエに船を回すように」

 「船長に伝えておきます」

 「ああ、頼む。それはそうと、あとどれぐらいで着く?」


 指示を出した所で、これからのことを気にする男。


 「風に寄りけりですが、このままなら二十日(はつか)の朝ぐらいでしょうか」

 「分かった」


 ひと眠りするか、と部屋に戻るイサル。

 残された時間も僅かなことに、奇妙な高揚を覚えるのだった。


◇◇◇◇◇


 海の上を行くこと飛ぶが如く。

 好天と風に殊の外恵まれたことで、レーテシュバルが目前に迫っていた。


 「ここから敵地だ。気合入れとけよ」


 イサルは、今回連れてきた数人の部下たちに気合を入れる。

 敵国と目する国での、秘密裡の活動。しかもその内容は恐らく強盗紛いなものになる。

 最悪の状況を想定するなら、全員捕まって拷問の末に死ぬ、ということもあり得るだろう。気の抜けた態度は、船の上までだ。


 「レーテシュバルか。えらく景気が良いみたいだな」

 「羨ましいことで」


 船の上から眺めてみれば、レーテシュバルの港には数多くの船が見えた。

 雰囲気というのか空気というのか。肌感覚で感じる活気と熱気が、港町の景気の良さそのもののように感じられる。


 「まあいい。まずは三日ほど様子見と聞き込みだ。モルテールンのことを改めて調べるぞ」


 いよいよ敵地潜入任務の開始。

 イサルは、パンと自分の頬を叩いて気合を入れた。


 「よし、それじゃあ行くか」


 船からこっそり降りたところで、イサル達は人ごみの中に紛れていった。


  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
cover_15kan.png

感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 24669 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

◆◇ノベルス6巻 12月15日 & コミック3巻 12月13日より発売予定です◇◆ 通り魔から幼馴染の妹をかばうために刺され死んでしまった主人公、椎名和也はカ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全226部分)
  • 26645 user
  • 最終掲載日:2020/07/31 17:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全172部分)
  • 25139 user
  • 最終掲載日:2020/07/19 13:33
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全404部分)
  • 24404 user
  • 最終掲載日:2018/05/21 12:00
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 24418 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全2343部分)
  • 22968 user
  • 最終掲載日:2020/09/30 00:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍八巻 2020/08/07 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカラ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全652部分)
  • 30590 user
  • 最終掲載日:2020/09/28 11:59
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 34153 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

❖❖9月25日書籍9巻、本編コミック6巻、外伝4巻発売!❖❖ ◆オーバーラップノベルス様より書籍8巻まで発売中です。本編コミックは5巻まで、外伝コミック「スイの//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全538部分)
  • 37718 user
  • 最終掲載日:2020/09/28 22:52
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全2601部分)
  • 26238 user
  • 最終掲載日:2020/09/29 18:00
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 23698 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

2020.3.8 web版完結しました! ◆カドカワBOOKSより、書籍版20巻+EX巻、コミカライズ版10巻+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全680部分)
  • 32070 user
  • 最終掲載日:2020/09/06 18:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 27685 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全195部分)
  • 23320 user
  • 最終掲載日:2020/08/18 00:50
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全394部分)
  • 30843 user
  • 最終掲載日:2020/09/26 18:00
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全196部分)
  • 27935 user
  • 最終掲載日:2020/06/04 12:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全215部分)
  • 28335 user
  • 最終掲載日:2020/09/28 12:11
転生して田舎でスローライフをおくりたい

働き過ぎて気付けばトラックにひかれてしまう主人公、伊中雄二。 「あー、こんなに働くんじゃなかった。次はのんびり田舎で暮らすんだ……」そんな雄二の願いが通じたのか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全487部分)
  • 30846 user
  • 最終掲載日:2020/09/27 12:00
異世界食堂

しばらく不定期連載にします。活動自体は続ける予定です。 洋食のねこや。 オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。 午前11時から15//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全123部分)
  • 23878 user
  • 最終掲載日:2020/08/15 00:00
没落予定なので、鍛治職人を目指す

前世でプレイしていたゲームのキャラに生まれ変わった主人公。そのキャラとは悪役令嬢とともに没落し、晩年を夫婦として一緒に暮らすクルリ・ヘランという男だった。 ゲー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全155部分)
  • 23277 user
  • 最終掲載日:2018/11/11 20:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全487部分)
  • 28051 user
  • 最終掲載日:2020/09/29 00:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 26902 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全377部分)
  • 28037 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 01:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全290部分)
  • 24376 user
  • 最終掲載日:2020/09/30 00:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

 ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引っかかって、無一文、鞄すらない初期装備の状態でゲームの世界に飛ばされてしまった。 「どうしよう……?」「ど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全247部分)
  • 23268 user
  • 最終掲載日:2020/03/28 07:00
異世界薬局

研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。 高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生した彼は、疾患透//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全113部分)
  • 25799 user
  • 最終掲載日:2019/09/16 14:33
神達に拾われた男(改訂版)

アニメ、制作進行中です! 公式サイトが公開されました。 ●シリーズ累計160万部突破! ●書籍1~8巻、ホビージャパン様のHJノベルスより発売中です。 ●コミカ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全237部分)
  • 27171 user
  • 最終掲載日:2020/09/30 16:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 35708 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00