聞けば腰を抜かす 当選果たした公認候補たちのヘイト発言
暖簾に腕押し、糠に釘――。NHKから国民を守る党(N国)を取材していると、常にそんな言葉が脳裏をよぎる。候補者の前科はもちろん、過去の問題発言についても、立花孝志代表(51=写真)らは「最終的には有権者の判断」という姿勢を取り続けているからだ。
候補者の選定は「NHK問題をやってくれれば、保守も革新も関係ない」(立花代表)という。同党公認で選挙を勝ち抜いた候補者たちの過去の発言を知れば、腰を抜かす人もいるだろう。
2018年10月の兵庫県川西市議選挙で当選した中曽ちづ子氏(57)は、過去に「辻元清美を射殺しろー!」などとヘイトスピーチを連発。
今年4月21日の渋谷区議選で当選した金子やすゆき氏(48)は、元札幌市議から地盤を変えて立候補。金子氏は14年8月、ツイッター上に「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」と書き込み(現在も削除せず)、当時所属していた自民党札幌市連を除名された過去がある。