国土交通省は25日、都市部の主要鉄道駅ごとに、8月31日~9月4日の平日朝ピーク時の混雑状況(速報値)をまとめた。前年同時期の利用客数を100として今年の状況を指数化し、最も減ったのは福岡市営地下鉄七隈線の天神南駅の31。三大都市圏ではJR東京駅が51、名鉄名古屋駅74、JR大阪駅は70だった。
JRや地下鉄、私鉄など延べ約150駅を対象に調べた。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務、時差通勤を導入する企業が増えた結果、利用者が減った駅が目立った。
減少幅がわずかだった駅もあり、国交省は「感染者が多い地域を中心に外出を控える傾向がある」とみている。〔共同〕