20年ぶり思い出再会 輪島・鳳弐千年会 カプセル掘り起こし
2020年9月28日 05時00分 (9月28日 05時02分更新)
輪島市河井町の健康ふれあい広場で二十七日、二〇〇〇年に埋められたタイムカプセルの掘り起こしがあった。住吉神社(鳳至町)の奉仕団体(御当組)の一つ「鳳弐千年会(おおとりにせんねんかい)」が、市民からも手紙を募って埋めた物で、会の二十五人が掘り出しに協力した。
目印の石碑をトラックに搭載されたクレーンでどかし、ショベルカーで土を掘り返した。ステンレス製で長さ一・二メートル、直径五十センチのカプセルの中には、手紙や緩衝材の巻かれたお酒などが入っていた。
息子二人が小学校で使っていた連絡ノートが出てきた坂下義昭さん(60)=輪島崎町=は「埋めたときは二十年なんて大したことないと思っていたが実際に開けると感無量だ。息子も三十四歳と三十一歳になった」と時の流れを実感していた。会長の新甫(しんぼ)実さん(59)は「品物が全て無事で良かった。これから宛先へ郵送する」と話した。 (日暮大輔)
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