2020年1月16日から、新しいChromium版Microsoft Edge(以下、新Microsoft Edge)の提供が開始されており、すでにインストールしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Windows10に新Microsoft Edgeをインストールすると、既存のMicrosoft Edge(以下、旧Microsoft Edge)は新Microsoft Edgeに置き換えられ、利用することができなくなりますが、中には、旧Microsoft Edgeも引き続き利用したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、ここではレジストリ設定で、新旧のMicrosoft Edgeを共存させる方法を紹介します。
なお、グループポリシーで同様の設定を行いたい場合は、以下の記事をご覧ください。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1909 |
事前準備
すでに、新Microsoft Edgeをインストールして、旧Microsoft Edgeが新Microsoft Edgeに置き換えられてしまっている場合は、新Microsoft Edgeをアンインストールしておきます。
アンインストールは、一般的なデスクトップアプリと同じで、スタートメニューのプログラム一覧から「Microsoft Edge」を右クリックして、メニューなどからアンインストールできます。
新Microsoft Edgeをアンインストールすると、自動的に旧Microsoft Edgeがふたたび利用できるようになります。
レジストリ設定
新Microsoft Edgeがインストールされてない環境にしたら、管理者権限でコマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行します。
コマンド実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されればレジストリ設定は完了です。
なお、レジストリ設定後の再起動は不要です。
新しいMicrosoft Edgeをインストール
レジストリ設定が済んだら、改めて新Microsoft Edgeをインストールすると、新旧両方のMicrosoft Edgeが利用できるようになります。
なお、デスクトップのアイコンやタスクバーのアイコンは、新Microsoft Edgeに置き換えられますが、スタートメニューのプログラム一覧には、以下のように新Microsoft Edgeとともに、旧Microosft Edgeが「Microsoft Edge レガシ」として表示されています。
もちろん、新旧のMicrosoft Edgeを同時に実行することができます。
設定を戻すときは
なお、設定をデフォルトに戻す場合は、まず管理者権限でコマンドプトンプトを起動して、以下のコマンドを実行します。
コマンド実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されていることを確認したら、次に、新Microsoft Edgeのインストーラーを再度実行します。
以上で、旧Microsoft Edgeが新Microsoft Edgeで置き換えられます。
あとがき
グループポリシーでも同様の設定ができますが、管理テンプレートの準備など手順が少々多く面倒かもしれません。
それに比べると、ここで紹介したレジストリでの設定の方がやりやすいでしょう。