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久しぶりの乗車券ネタです。

JR西日本と近畿日本鉄道との連絡乗車券です。出札補充券で発売されています。

ふつうの連絡乗車券だと大抵マルスで発券が可能であり、その場合は趣味発券に応じてくださらない限り出補で出ることはありません。

ところがこの券は鉄社割適用のうえ連続乗車券となっており、鉄社割の連続乗車券はなぜかわかりませんがマルスが対応していないために出札補充券での発売となりました。

​※連続乗車券も発売可能な連絡私鉄は少なく、近畿地方の私鉄で可能なのは第三セクターを除くと近鉄と紀州鉄道のみです。

はじめは「連続① 天王寺▶︎河内永和(経由:大阪環状・鶴橋・近鉄線)」、「連続② 河内永和▶︎大阪難波(経由:近鉄線)」の乗車券をお願いしましたが、連続②に西日本会社線が絡んでいないため発売不可とのことでしたので代わりにと言ってはなんですが発売していただきました。

発売額は1券片あたり天王寺から鶴橋の130円と鶴橋から布施までの160円を足した額から割引の20円を差し引いた270円となっています。

発行箇所は「天王寺4」。4窓で出していただいたので、「4」というのは4窓の4だと思います。

いずれも実使用しました。

連続①は天王寺で入鋏印、鶴橋で途中下車印(連絡運輸規則第76条による)をそれぞれ押印していただき、着駅の布施でも問題なく無効印を押印のうえ持ち帰らせてくださいました。

問題は連続②のほうです。こちらは連続①と異なり着駅がJR西日本の駅となっています。JR西日本は車内補充券以外の補充券の持ち帰りは原則不可となっており、きっぷ収集家にとっての鬼門として有名です。

私もこれまでに1度しか成功していません(その1度というのが天王寺駅の発駅常備式改補だったので、非常に幸運であったと言わざるを得ません)。その成功した駅でも、後で上からお叱りがあったのかそれ以降持ち帰りに成功したことはありません。

ではどうしたかと言えば簡単な話で、JR区間を放棄したんですね。JRの改札内に入らなければ出ることもないということで、近鉄区間だけ乗車して鶴橋より先の分は放棄しました。

勿体無いと思われるかもしれませんが、わずか120円で補充券を持ち帰られると考えれば、少なくともきっぷ収集家からすれば安いものです。