野党・国民の力=旧・未来統合党=の宋彦錫(ソン・オンソク)議員は21日、「韓国の人口比で見て新型コロナウイルス診断検査を受けた割合は4.2%と、経済協力開発機構(OECD)加盟国37カ国のうち35番目だ」と明らかにした。全世界のコロナ検査者・感染者の現況を集計している世界的集計サイト「worldometer(ワールドオーメーター)」の資料を分析した結果だ。今月15日現在で韓国の人口5127万8539人のうち217万8832人が検査を受けている。
検査率はルクセンブルク(119.1%・62万8066人中74万8149人)、アイスランド(69.7%・34万1707人中23万8049人)、デンマーク(53.18%・579万6502人中308万2836人)の順に高かった。韓国よりも検査率が低い国は日本(1.4%・1億2639万3731人中174万5311人)、メキシコ(1.2%・1億2921万4113人中152万463人)だった。OECD平均は韓国の4.8倍の20.5%だった。ルクセンブルクなど一部の国は1人2回以上の検査を受ける重複検査を含む統計であり、韓国は重複検査を差し引いた集計となっている。
同議員はまた、「韓国の人口に対する新型コロナウイルス感染者の割合は0.044%と36番目で、検査を増やせば増やすほど感染者数が多くなるだろう」とも述べた。検査者の割合が28.3%(6位)の米国は、感染者の割合が2.0%(2位)と高かった。これと関連して疾病管理庁の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)庁長は21日、「流行の規模が異なるため、人口比検査件数だけをもってその国の防疫対策や検査能力を評価することは適切ではない。ただし、検査をもう少し増やして有症状者だけではなくハイリスク群やリスク集団の検査をもっと拡大することが必要だという点については共感する」と述べた。