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ひまわり日記

嘘のようなホントの話。なんちゃって医学部志望者をぶっ叩き、頑張る受験生を応援するブログです。

【雑談】ケイタくんの話。Part2。

どうも。暇な医大生です。




前回の続きです。読んでない方はコチラ↓から。



久しぶりにブログを復活させて、一発目の記事が「ケイタ君」との昔話なんて、ふざけているのか。と思われるかもしれないですが。暇医は至って本気なんです。ということで続きのお話をしていきたいと思います。



同じような環境で育ったケイタ君。唯一の違いは、母親の躾だったような気がします。あと、暇医の場合は義父の暴力でしょうか。ボコボコに殴られて育った暇医と、それなりに欲しいものは買い与えられてたケイタくん。暇医はDSなんて持ってなかったし。小学校1年生の頃に持ってたゲームボーイも、母親にお茶をかけられて壊されました。(泣)



これも、深い事情がありまして。暇医の友達数人が、好きな女の子の上靴にお茶を入れるというイタズラ(?)をしていたらしく。暇医はトイレに行っててほんとに知らなかったのに。次の日に学校に行くと、その女の子の担任にメチャメチャ怒鳴られて、主犯が暇医みたいな事になってました。暇医は頭がパニックになりました。言い返そうと思ったのですが、ものすごい怒鳴ってきたのでそれどころじゃなかったです。



まぁ、母親にはちゃんと説明しようと思って帰宅したらですよ。もちろん学校から電話はいくわけですよね。



暇医「……ただいま(小声)」


母ちゃん「ちょっとこっち来なさい」


暇医「母ちゃん、違うんや。俺は何もしてないんや。……(事情を説明)」



母ちゃん「もし、アンタが言ってることがホンマやとしてもな、一緒におったら同罪やねん。社会に出たら裁かれるんや。」


マイマザーよ。アンタ。小学校1年生に社会を叩き込むのはチト厳しいんじゃねぇか。


母ちゃん「アンタの1番大切なモノ持ってきなさい」



冷蔵庫に向かう母ちゃん。




嘘だろ。まさか。ウソだよね。




母ちゃんが持ってきたのは、お茶だった。
こんな感じのやつ。
f:id:himanaidaisei:20200916122330j:plain

麦茶が入ってるやつ。




暇医はメチャメチャ焦った。冤罪でワシの宝物にお茶をかけさせるワケにはいかない。暇医は自分の部屋に行き、何を持っていくかメチャメチャ考えた。遊戯王カードはダメだ。海デッキを作りあげたばかりなのに。ほんとに海になってしまう。伝説の都。アトランティスじゃねぇか。どうしよう……。!!!よし!君に決めた!!












ガチャ(ドアの開く音)








暇医「1番大切なモノ持ってきた」



















f:id:himanaidaisei:20200916122726j:plain





我ながら天才だと思った。漢字ドリルを麦茶まみれにされたら、宿題をしなくていい。先生には「お母さんにお茶をかけられました。」と言えばいい。宿題フリーパス券みたいなものだ。明日はクラスの皆に羨ましがられるだろう。グハハ。と思ったのでした。(ガチのアホ)





母ちゃん「アンタ……。ふざけてんのか……」




暇医の部屋に行く母ちゃん。




暇医「待ってよ!母ちゃん!ごめんよ!!ホントにそれだけは勘弁して!お願い!!」




ほんの一瞬だった。



麦茶は綺麗な曲線を描いていた。




なんてこった。涙が止まらなかった。声も出なかった。




でも、カセットが刺さってるから多分大丈夫。少し冷静な自分に驚いた。




そしたら、母ちゃんがカセットを抜いて、カセットを刺す部分にお茶を注ぎ始めた。




暇医「それは!あかんって!!」


と言ったと思う。正直覚えていない。もう頭の中が真っ白だったよ。ホントに。お茶まみれになったゲームボーイとカセット群(実父にたくさん買ってもらったやつ)を眺めることしか出来なかった。ホントに崩れ落ちたよ。せっかく、セーブの仕方を覚えたばかりで、楽しくやってたのに。



母ちゃん「これで、人の気持ちが分かるようになるわ!」




ぅぅう。今思い出すだけでも可哀想だな。俺って。おそるおそる電源を入れた。……すると、着いた!着いた!良かったと安心したのだけど、充電ができないようになってて、セミの寿命よりも短いゲームボーイとなってしまった。充電ができない機器などガラクタだ。健気な暇医は、どうしたら直せるか必死に考えました。




考えすぎたのと、ショック状態で最終的に「もう一度お茶をかければ直るんじゃないか。」と思って、泣きながらお茶をかけてましたよ。この時すでに、(-1)×(-1)が1になることを分かってたんですよ。暇医は。()



この前、実家に帰った時にこの件に関しては母親に言っておきました。あれは冤罪だったと。母親は笑ってました。暇医も笑いながら話してましたが。笑。今となっては笑い話で済むのですが。また、自分語りになってしまいました。ケイタ君の話でしたね。申し訳ありません。この思い出をブログに書くことで成仏させたかったのです。




そして、暇医とケイタ君は別々の中学に進学することになるのです。どっちも公立だけどね。暇医は皆さんご存知の通りの中学生時代を歩むなか、ケイタ君は結構なゲームオタクとなっていたらしく、かなり真面目というか。まぁ、どっちかと言うと陰キャな感じだったらしいのです。しかし、中学3年生の頃に母親が4度目くらいの再婚をし、新たな父親を迎えることになり、少しグレていったらしいです。




(つづく)



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