「金欲しくてやった」"出し子"は北海道職員21歳男…特殊詐欺でだまし取ったカードで150万円盗み逮捕
北海道職員の男が、不正に入手したキャッシュカードを使って現金150万円を引き出したとして逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、北海道十勝総合振興局 帯広建設管理部に勤務する石井翼容疑者(21)です。
石井容疑者は8月29日、仲間と共謀し、苫小牧市のATMから特殊詐欺でだましとったキャッシュカード2枚を使い、あわせて150万円を引き出した疑いが持たれています。
警察によりますと犯行直前、苫小牧市の90代の男性のもとに、市の職員を名乗る男から「還付金がある」などと電話があり、その後家を訪れた銀行職員を装った男からカード3枚がだまし取られていました。
調べに対し石井容疑者は、「金が欲しくてやった」などと容疑を認めています。警察は余罪や金の使い道などについて調べを進めています。
職員の逮捕に対し北海道十勝総合振興局の水戸部裕局長は、「道民の皆様の信頼を著しく損ねる事態となりましたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。今後、捜査の推移を見極めながら、道として事実関係の把握に努め、厳正に対処して参ります」とコメントしています。