【ロシアの文豪】フョードル・ドストエフスキー名言集 愛は全てを贖い全てを救う
1821~1881 ロシアの作家『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』我々のほもびに最もふさわしい者がいるとすれば、それはお前だ(壁ドン 石田彰)
更新日: 2020年08月19日
1821~1881 ロシアの作家『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』我々のほもびに最もふさわしい者がいるとすれば、それはお前だ(壁ドン 石田彰)
更新日: 2020年08月19日
その時、もう一つ別の物語が浮かんできた。ある暗い賃間に正直で純潔で道徳的で上司に忠実な九等官がいて、そして彼とともに辱めを受けた、悲しみに打ち沈む少女がいる。二人の物語に、僕の心は深く引き裂かれた。
『貧しき人々』について
これこそ、私の全生涯で最も魅力的な瞬間だった
『貧しき人々』がネクラーソフ、ベリンスキーに賞賛されて
兄さん、僕の名声が現在と同じ高みにまで達することは、今後二度とないでしょう
我々は皆、ゴーゴリの『外套』から出てきた
これはドストエフスキーの言葉ではなく、フランスの外交官のウージェーヌ=メルシオール・ド・ヴォギュエの言葉と考えられている。
人間は秘密の存在です。この謎を解かなければならない。謎を解くためにたとえ一生を費やしたとしても、それは時間を無駄にしたことにはなりません。
『貧しき人々』より十倍も上の作品です。仲間の連中は『死せる魂』以後のロシアの国にはこれほどのものはひとつとして現れなかった、これはまさに天才的な作品だと言っています。
『二重人格』について
仲間も一般大衆も皆、声を揃えて言うには、ゴリャートキンはあまりに退屈で生気がない、あまりに冗長であってとても読めたものではない、というのです
『二重人格』について
僕のような位置での、マンネリズムは破滅です
兄さん、監獄にいるのは野獣ではありませんよ。私よりもおそらくもっと善良な、もっと価値のあるに違いない人達なのです。
僕は監獄生活から、民衆のタイプや生活をどれほどたくさん得たかわかりません。浮浪人や強盗の身の生活をどれほど聞いたかわかりません。何巻もの書物にするに足るでしょう。
生きるということは、僕達自身にあるので、外にあるのではない
将来、ものを書いてはいけないことになったら、僕は駄目になってしまう。十五年間牢獄に閉じ込められようとも、ペンを持てる方がましだ。
空想ゆえに、理論ゆえに、処罰されたのだということを承知しています
思想や信念は変わる。人間全体も変わる。
皇帝の右手は私を罰したが、私はその手に接吻したい気持である
僕は複雑な人間よりも、単純な人間の方が恐ろしい
ヤン・フスとの繋がり
監獄の四年間は長い学校だった
概してあの年月は、失われたものではありません。ロシアそのものでないまでも、ロシアの民衆をよく知りました。
私の魂 信仰 知性 心情がこの四年間にどうなったかは言わないことにします。話せば長いことですからね。しかし私が現実を逃避する為、常に自分自身に集中していたことは、その実りをもたらしました。今私は、これまで考えてもなかったような要求と希望を抱いております。
彼女は人々に全てを、あらゆる完璧さを要求した。ただ一つの不完全さをも他の良い点に免じて赦したりせず、そのくせ自分は他人に対する微々たる義務さえも逃げようとするのです。
アポリナーリヤについて
今回読み返してみて、まずい作品だと判りました。私は当時シベリアで、懲役を終えて初めて文学活動を再開したいというただそれだけを願って、検閲に非常な恐れを抱きながら書いたのでした。
『伯父様の夢』について
私はこの作品に、わが魂を込め、わが血肉を与えたのです
『スチェパンチコヴォ村とその住人』について
私たちの監獄の全貌と、この数年間に私が経験したことの全てを、一枚の明瞭な絵にあらわす
『死の家の記録』について
キリストの教えに従い、己のごとく他人を愛することは不可能である。この地上では皆が個の法則に縛られ、我が障害となるのである。キリストのみがそれをなし得た。
自分の我を他の存在の為に愛として犠牲に出来なかったとき、その人は苦しみを感じその状態を罪と呼ぶ
この小説の調子はあまりにも奇妙です。辛辣で激しい調子なので、読者に気に入られないかもしれません。ですから、ポエジーで全てを和らげ救い出さなければなりません。
『地下室の手記』について
夜のうちに仮死状態になって死んでいるように見えるかもしれませんが、埋葬するのは五日間だけ待ってください
自らの癲癇について
これはある犯罪の心理報告書です。事件は現代のもので今年のことです。大学を除籍された身分が低い青年が極貧の暮らしをしているのですが、軽はずみで考えがぐらついているために、今流行りの奇妙な未完成の思想に取り憑かれてしまい、自分の忌まわしい状態から一気に脱出することを決意するのです。
『罪と罰』について
神の真理と世界の掟がその力を発揮し、ついに彼は自首せざるをえなくなります。たとえ徒刑地で朽ち果てようとも、再び人々との繋がりを回復する為に、そうせざるを得ないのです。
『罪と罰』について
さらに私の小説には、次のような考えが示唆されています。すなわち、執行によって科せられる刑罰が犯罪者に与える恐怖感は、立法者が思っているよりもはるかに弱いものだということです。その理由の幾分かは、犯罪者が自分から精神的に刑罰を求めるということにあります。
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