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いじめられていた俺は気づけば世界最強になっていた ~陰キャ高校生、自宅ダンジョンにてレベルが100を超えたのでいじめっ子をボコボコにできるようになりました~ 作者:木嶋隆太
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第5話


 滅茶苦茶強いと彼女が言ってきて、俺は改めて自分のステータスを確認する。

 ……オール100。これが高いのかどうかはゲーム次第だから何とも言えないな。


「そうなのか?」

「そ、そうだよ! 確か、私の世界で優秀な冒険者の初期ステータスがオール80とかくらいだったはずだよ! これなら世界も狙えるよ!」


 わかりやすい指標を出してもらって助かった。

 優秀なのなら、迷宮攻略もいくらか楽にできるのかもしれない。

 どうせ暇だし、危険がないならやってみても良いと思っていたからだ。


「なるほど、それならまあ苦戦も多少は減るのかな?」

「ま、まあね。でもまあ、迷宮って本来複数で入るから、その分の苦戦はあるかもしれないけどね」


 ……それってステータス以上に厄介だな。

 数というのは数値的な強さ以上のものがあるだろう。そう考えると、これから先の攻略に対しての苦労が想像できてしまったが、今はこのステータスを喜んでおこうか。


「それなら……あとはスキルか?」

「うん、そうだね! スキルはここにある中から選べるよ!」


 そういって彼女は再びポイント交換所を指さした。

 俺がもう一度手を触れると、眼前にメニュー画面が表示される。


『ようこそ、いらっしゃいませ。何をしますか?』


 と、メニュー画面には様々なものがあった。

 今回見たかったスキルはもちろん、建設という項目もある。

 また、生造せいぞうという項目もある。ジョブや、スキル進化、ジョブ進化とかまでもある。


 肩に乗ってきたサリアが、不思議そうにこちらを見てきた。


「スキル獲得じゃないの?」

「いや、ちょっと気になってな。この建設は?」

「あっ、それこの一階層を改良する場合に使うんだよ。鍛冶屋とか服屋とか、畑とかの製作をする場合はそこを選んでね」

「なるほどな。まだ選ばなくてもいいって感じか?」

「うん! とりあえず、スキルとジョブ、何をとるか見ていったらいいんじゃないかな?」

「そう、だな。ちなみにその違いは何なんだ?」


 まずはスキルを見ようと思って画面を操作する。ずらりとスキルの一覧が現れた。検索機能というのもあるようだが……これは一つ一つ見ていきたいな。


「ジョブはね、ステータスに補正を入れてくれるんだ。あと、ジョブごとに多少の恩恵があるかな? ただ、つけられるのは一つまでなんだ。スキルはもっとわかりやすい力かな? 例えば火を放ったりするには、スキルがないとダメなんだよ!」

「……なるほどな。とりあえず、一個ずつ取っておきたいって感じか?」

「そうだね」


 俺はちらと右上にあった数字を見る。


「これが、今の俺が所有しているポイントか?」

「うん」


 書いてある数字は10だ。……そして、スキルすべてが5ポイント程度かかる。明らか有能そうなスキルも5ポイントだし、使えなさそうなスキルも5ポイントだ。

 ジョブを見てみると、こちらはすべて10ポイントだ。

 スキルを2つ交換するか、ジョブを1つ交換するとすべてのポイントを使い切ってしまうというわけだ。

 これは非常に悩むが……やはり、攻撃できるスキルがないと厳しいのではないだろうか?


「そういえば……武器ってあるのか?」

「武器は持ってるはずだよ? ステータスから装備品を確認してみてよ!」


 俺は言われるままにステータスを開いてみる。念じたら眼前に出てきてくれた。

 そこから装備品を確認すると、すでに短剣を一本所持していた。

 それを装備してみる。と、物理攻撃力に(+10)という表記が増えた。


「それで装備したってことだね! 装備品は3つまでつけられるから、新しく手に入れたとりあえず装備しておこうね! 装備品は装備しないと意味ないからね!」

「なるほどな……それで、短剣はどうやって取り出せばいいんだ?」

「念じてみてよ!」


 言われた通りにやってみる。俺が念じてみるとすっと眼前に短剣が現れる。それを掴んでみる。

 ……重いけど、問題なくつかめた。これはステータスのおかげもあると思う。

 とりあえず短剣はしまってから、改めてスキルを見る。


「とりあえず、スキルを手に入れようと思う」

「うん、どれにするの?」


 どれにするか。それが悩みだった。

 俺はじっくりと吟味していく。

 ……とりあえず、短剣術スキルは欲しいな。スキルにもレベルがあるのだが、短剣術レベル1では短剣を持ったときの攻撃力があがるというパッシブスキルがあるようだ。


「まずはこれを手に入れようか」


 俺は【短剣術:レベル1】を獲得し、早速スキル枠に装備する。


「スキル枠は5つあるんだな」

「え? 最初から5つもあるの!?」

「……違うのか?」

「それも多いよ!! 普通よりも!」


 サリアは滅茶苦茶驚いた様子でこちらを見ていた。

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