外壁塗装の塗り回数について
奈良県の香芝市のみなさん、こんにちは!
本日も宜しくお願い致します。
今日8月8日は山の日、そろばんの日、ひげの日、タコの日、ひょうたんの日、笑いの日、白玉の日、デブの日など様々ですが、屋根の日でもあります。
全国陶器瓦工業組合連合会が制定しました。
感じの八が屋根の形に似ていることから8月8日は屋根の日でもあります。
我々がお仕事させて頂いている屋根が入っていましたので、少しご紹介させて頂きました。
今回は最近、ヨネヤでもお客様からご質問を多く頂いております外壁塗装を行われる際の塗り回数についてご紹介します。
外壁塗装における3回塗りの必要性
外壁や屋根の塗装工事では下塗り、中塗り、上塗りが基本です。
下塗り後の中塗りと上塗りは実際にお色を選ばれた塗料を使用します。
通常の3回塗りが必要な塗料で1回少なくした2回塗りをするような手抜き業者は中塗りを省いて外壁塗装を行うケースが多いです。
中塗りを省いて2回塗りで塗装を行いますと塗料の耐用年数(次の塗り替え時期)が短くなってしまいます。
塗料の耐用年数が3回塗りで10年の場合、2回塗りにしてしまいますと5年と持たない状態になってしまうかもしれません。
一般的に塗料は厚く塗るほど頑丈になり寿命が延びます。
塗膜の厚さの違いが2回塗りの寿命が3回塗りより短くなる理由です。
塗料には適切な塗装の厚さ(膜厚)があります。
建物に使用される塗料の場合ですが、1回の塗装で形成される塗膜の厚さは約30ミクロンです。
1ミクロンが0.001ミリメートルですので、1回で塗装できる厚さは約0.03ミリメートルになります。
下塗り材の種類にもよりますが、3回塗りを行った場合ですが塗膜の厚さは約80ミクロン以上はあるといわれています。
塗装を2回塗りで行ってしまいますと塗膜の膜厚が約3割程度は減ってしまうため塗料自体の耐用年数が短くなってしまいます。
もし塗装業者で塗装を1回で厚く塗るから大丈夫ですよと言われたら要注意です。
外壁塗装では塗料を1回で厚く塗っても全く意味がありません。
塗料が乾燥しますとピンホールといわれる小さな穴が発生します。
塗り回数を増やすことでピンホールの穴の数は減らせますが、2回しか塗らない場合はピンホールが残ったままとなり、雨や風が内部に侵入しやすくなります。
他にも2回塗りをする業者ですと塗料をシンナーや水で稀釈して薄めて使うおそれがあります。
薄めて塗装しますと厚みが減ってしまい、耐用年数がさらに低下します。
塗料の耐用年数を十分に発揮するためには原則として3回塗りが必要です。
基本的に外壁塗装は3回塗りを行いますが、それは効果を発揮できるように塗料メーカーが塗り回数を指定しているためです。
メーカー指定の塗り回数を守るメリット
塗料メーカーが出している規定された塗り回数を守り塗装を行うことで、提示されている耐用年数が保てたり、すぐに剥がれない塗装ができたり、遮熱性や防サビ、防カビや防火など塗料の効果を最大限に発揮することが可能になります。
各塗料メーカーが発表している塗り回数を守り塗装を行うことによって安心かつ安全な塗装工事を行うことができます。
またすぐに塗膜が剥がれることなどもありませんので、お支払い頂いたご費用に対しての適正な対価を得ることができますので3回塗りが非常に大事であるということを覚えて頂けたらと思います。
ですが、塗装業者から4回塗りにしますや5回塗りにしますという話を聞いたこともあるかと思いますが、なぜ3回塗り以上の塗り回数を提案してくるのかご説明します。
外壁塗装は3回塗り以上しない方がいいのか
外壁塗装の見積りを行いますと 弊社は4回塗りにしますや5回塗りにします という提案がを聞くことがあるかと思います。
4回や5回塗りを行いますと塗装が頑丈になり良いイメージを持たれると思いますが、塗料メーカーが指定している塗り回数を超えて多く塗装を行うことで良くないことがあります。
①塗料の効果がきちんと発揮できない
②料金を上乗せする口実
③回数を多く塗ることでお得感を与えて信頼を得ようとしている
などお客さんにとって良くならない意図で塗装の回数を多くして提案してくる業者も中にはあるため、塗装の回数が多ければ多いほど良くなるのではなく、あくまでも適正なのは3回塗りと覚えて頂けたらと思います。
4回や5回塗りでも適正な塗り回数の場合があるのか
塗装業者が3回塗りよりも多い回数塗装を行う場合ですが、良くない意図でそのような提案もされることもありますが、地域によっては塗料メーカーが把握していないような環境状態によりましては通常の塗り回数よりも多く塗装を行わなければいけない状況が存在します。
例をあげましたら、サビが発生しやすい部分には3回塗りより、4回塗りを行った方が良いという場合や傷みが激しい木部の部分は5回塗りや屋根の劣化が激しく色の止まりが良くないので4回塗りを行って色の止まりを良くするなど様々な場合があります。
各塗料メーカーから発表されている内容は環境が安定している状態の外壁ですのでそこで実験されたものになります。
そのため、今お住まいの建物がある外部の環境では塗料メーカーが出している規定の塗り回数にしてしまいますと耐えられない状態になることもあります。
一番良いのはその地域のことをよく知っている地域密着の塗装専門店をおすすめします。
【下地の状態が悪いと塗り回数が必要になる】
下塗り工程は接着剤の役割をしており、仕上げ用の中塗り工程と上塗り工程の効果を最大限に発揮させるための塗料になるのですが、下地(塗装面)の状態が悪く下塗り塗料を吸い込みやすくなっている場合は、下塗り塗料を2回塗ってからその後、中塗り塗料と上塗り塗料の塗装を行う合計4回塗りを行う場合もあります。
塗り回数が増える工程の知識
外壁塗装ですがどんな塗料に関しても重ね塗りを行えば良いというものではありません。
例をあげますと下地(塗装面)の状態が悪い場合の4回塗りの場合
下塗り工程が2回で中塗り工程1回になり、最後に上塗り工程が1回になります。
下地の状態自体が悪い場合、仕上げ用の中塗り上塗り塗料を何回も重ねて塗りましても、根本的に下地が悪いですので、いくら上から塗り重ねても塗装がすぐに剥がれてしまう可能性があります。
このような場合で最適なのは、下塗り回数を1回⇒2回にして塗装面を綺麗にして整える必要があります。
塗装業者から単に塗り回数を増やす提案をされてしますとどうしてもいいねとなってしまいます。結果的にそのまま契約まで進んでしまう可能性もあり、意味のない塗装分の費用を支払うことになってしまいます。
塗装業者の説明に根拠があるのか見極める必要があります。
外壁塗装で4回や5回の塗り回数を塗装業者から提案された場合
塗装業者から出された外壁塗装の見積りなどを確認された時に基本の3回塗りではなくそれ以上の回数の塗りを提案された場合は下記の内容をご確認ください。
①3回塗りが基本なのになぜそれ以上の塗りが必要なのか
②どの工程の塗料を重ねて塗るのか
③どの箇所の重ね塗りが必要なのか
④3回以上重ね塗りをする意味や効果は何ですか
塗料メーカーの規定を上回る回数を塗装するということは何か理由があるはずですので、そういった場合は塗装業者にご確認頂けたらと思います。
奈良で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽にヨネヤまでお問い合わせください!!
スタッフ一同お待ちしております!!
スタッフブログ | 2020/08/08

