思わず赤面?80年代ファッショントレンド総まとめ
昔、ショップスタッフをやっていました。当時の言葉で言えば男性ハウスマヌカン(笑。80年代ファッションとは何だったかを若い方にも理解してもらおうと今回まとめてみました。あなたのお父さん、お母さんももしかしたら、こんな感じだったかも?若い人だとおじいちゃんおばあちゃんの青春時代かも?
更新日: 2018年09月15日
昔、ショップスタッフをやっていました。当時の言葉で言えば男性ハウスマヌカン(笑。80年代ファッションとは何だったかを若い方にも理解してもらおうと今回まとめてみました。あなたのお父さん、お母さんももしかしたら、こんな感じだったかも?若い人だとおじいちゃんおばあちゃんの青春時代かも?
更新日: 2018年09月15日
日本初のストリートカルチャー 竹の子族
竹の子族は渋谷神宮前の「ブティック・竹の子」で購入した衣装を着てラジカセを囲み踊ったのが最初とされる。音楽はYMOなどのテクノミュージックが中心。竹の子族出身の芸能人に清水 宏次朗、故・沖田浩之。竹の子族は原宿ホコ天限定のブーム。
現在も「ブティック・竹の子」は存在し、海外の観光客が訪れる有名スポット。著名ファッションデザイナーやレディガガを始めとするセレブも訪れるお店に。
ホコ天にはローラー族、ローラースケーター、ブレイクダンサー、バンド、パフォーマー、劇団などが混在していた。
ボートハウスのトレーナーがヒット
1980年、女子大生を中心に大ヒット。ちなみに今ではスウェットと呼ばれることも多いが「トレーナー」と命名したのはVANの創業者石津謙介だった。
ボートハウスのショップがあった青山学院大学の周りには数百人が行列を作り、トレーナーを購入していた。地方都市には関係の無い流行でしたが。
ピンクハウスブーム
1980年代のファッションを語る上で外せないのはコムデギャルソンに並び、金子功がデザインするピンクハウスの存在。
日本各地に根強いマニア的なファンを持つピンクハウスだが、それを模倣、もしくは影響を受けたブランドが数多く見受けられた。
1980年代半ばDCブランドブームのさなか、一般的に数多くの女性に支持されたのはピンダイ的ボディコン・ファッションやニュートラでは無く、ピンクハウス的なフォークロアファッションであったと私は感じている。
モノトーンファッションのブーム
1980年代のハウスマヌカンのファッショントレンド「モノトーンファッション」に影響され、コムデギャルソン、ワイズ、ヨージヤマモト等がお洒落な人々に流行。
モノトーンファッションを好む女性の化粧品はシュウ・ウエムラ一択だった。カラス族と揶揄する言葉もマスコミでは使われた。
コムデギャルソンのデザイナー川久保玲、ananの人気モデル甲田益也子、パリコレモデル山口小夜子らのヘアスタイルの影響でモノトーンファッション派の女性にはボブカットも流行。
80`Sヤンキーファッションとは何か?
トロイのカーディガン、ハイネック、タックパンツが田舎のヤンキーの三種の神器でした(笑。コンプリートコーディネートされた画像が見つからなくて残念。ヤンキーは写真が大好きだったのでアルバムにはあるはずですが...。
靴はとんがったエナメル靴なら激シブ。ベルトも海外ブランド風のバックルのついたものなら大人の風格バッチリ。
Vネックのセーター+シャツ+タックパンツというコーディネートも流行。ポケットが少ないコーディネートなのでセカンドバックは必須。
私は中学生のときからチャックテイラーを履いてたアメリカかぶれのガキでしたからこっちのヤンキーファッションをした経験はありません。ちょっと残念(笑。
ミノルタX-7のCMのせいでビキニが売れない!
1970年代から日本で流行し始めていたビキニや女性のジーンズファッションの一般化に貢献。
芸能人水泳大会の番組でビキニのタレントがおっぱいポロリのハプニング。盗撮まがいのアクションカメラが流行し、ハプニングシーンを狙いカメラを構える番組観覧者が激増。
アイドルは出演を拒否。もしくは安全を考慮し、ワンピースタイプの水着を着用することが多くなり、次第に一般の女性もビキニを敬遠。水着業界の黒歴史。
また、当時の女性がフォークロア、トラッドな洋服を好み、センス的にビキニが一致しなかったのもその理由。
宮崎美子 - ミノルタX7 CM
https://youtu.be/Um1FjRFzJWQ
アイビーとプレッピーはホントに流行したのか?
プレッピーはアメリカの一流大学に通う上品な高校生達に影響を受けたファッションスタイル。80年代初頭はアメリカの大学生に影響を受けたアイビーを打ち出していた雑誌ポパイがその後、若い世代を意識したプレッピーを提唱。
北関東や地方都市にはヤンキーが溢れかえり、普通の男性が今で言うオタクファッションの時代。70年代、一世を風靡したIVYの大御所ブランドVANジャケットは 1978年に倒産。
80年代初頭にアイビーやプレッピーが日本中で流行していたと思う人もいるだろうが地方都市在住者にとって、それはポパイとBEAMSが描いた渋谷限定ファンタジー。地方都市の若者は未だファッションに興味は薄かった。
ニュートラ、ハマトラの流行
ニュートラは1975年頃、雑誌ananが提唱した海外高級ブランドを取り入れた神戸的なお嬢様的ファッション。その後80年代に入るとJJ、CanCam等の赤文字系雑誌が追従し、全国的な広がりを見せた。ルイ・ヴィトン、セリーヌ、フェンディのバッグが流行。
ハマトラは横浜元町発祥のトラッドなファッションとされる。ニュートラに対抗して、雑誌JJがフクゾー(洋服)ミハマ(靴)キタムラ(かばん)を中心に「横浜的お嬢様スタイル」を打ち出したものとされるがニュートラ、インポートブランドブームに押され短期で終息。
80年代のJJのスタイルは他の赤文字系雑誌より、良家のお嬢様的でコンサバティブな印象が強かった。
ダウンベスト、ダウンジャケットが日本で紹介される
1970年末頃のポパイでLL Bean、North Faceなどのダウンベストを紹介する記事が掲載されたと記憶しているが、時期が曖昧で申し分けない。
1985年のバック・トゥ・ザ・フューチャーでマイケルJフォックスもダウンベストを着用したが、この頃でもまだ日本では馴染みが薄く「救命胴衣みたい」と感じる人も多かったがやがてオシャレアイテムに。
その一方、袖のあるダウンジャケットは「アノラック(昔の綿入り防寒着)みたいだ」とされ全国的な流行の兆しはなかった。
1980年に東京でモンクレールのダウンジャケットがヒットしたとネットに記事があるけど本当?それ1990年じゃない?
DCブランドブーム
1980年頃から1990年頃まで続いた国産デザイナーズ・ブランドおよびキャラクター・ブランドのブーム。全国的なブームとしての時系列的な地域差が若干ある。
デザイナーズ・ブランドはシーズンごとにコレクションを行うデザイナー主導のアパレルブランド。
キャラクターズ・ブランドはコンセプトに基づいた商品企画によりシーズンごとに展開されるマーケティング主導型のアパレルブランド。まとめてDCブランドとされたが、当時マニア以外で明確な区別が出来る人は殆どいなかった。
DCブランドのロゴ入りスタジアムジャンパーは(おそらく地方都市の若者だけの)強力なマストアイテムだった。
コムサ・デ・モードが急成長
DCブランドブームの波に乗り、コムデギャルソンと混同されそうなブランド名とモノトーンカラーを中心にしたアイテム展開でコムサデモードが1980年代初頭から全国展開を拡大。
ファッションビルが全国に数多く出来た時期でもありました。
実は私は当時FCショップで働いていたことがあります(笑。コムサデモードもスタジャンを売りまくっていましたね。
BEAMS・ユナイテッド・アローズ誕生
1976年に原宿に6坪のショップとしてスタートしたBEAMSは雑誌ポパイとの連携で売上を大きく伸ばし、80年代に入ると更に店舗、自社ブランドを拡大。
1989年に一号店の店長だった重松理をはじめとする社員30名が辞表を提出し、ワールド資本によるユナイテッド・アローズをスタートさせた。いわゆるお家騒動。
1980年 ガンプラ発売開始
放映時「リアルロボットアニメ」と呼ばれた機動戦士ガンダムを忠実に再現した画期的なプラモデルとして大ヒット。
ガンダムブーム自体は初回の1979年の放映時は熱心なアニメファンだけの支持にとどまり、ブームは翌年以降の再放送から全国的なものとなった。
1977年にOUT、1978年にアニメージュが創刊。盛り上がりを見せつつあったアニメファンや同人(ファン・グループ)が中心になり、放送局にガンダムの再放送を要請していた。
1983年、スポンサーだったクローバーが倒産。ガンダム以降の作品が低迷した為とされる。
ガンプラブームはアニメ作品に傾倒する若者が生み出した文化「オタク」黎明期の現象だった。
聖子ちゃんカットの流行
小泉今日子、松本伊代、堀ちえみ、早見優、中森明菜も同じ髪型で1982年にデビューした効果で「聖子ちゃんカット」が全国的なブームに。
「聖子ちゃんカット」の元ネタは1980年の映画「リトル・ダーリング」で人気だったテイタム・オニールのヘアスタイルだろうね。
松田聖子 - 80年代CM集
https://youtu.be/sYfGzuvobCI
ポニーテールの流行
人気絶頂のたのきんトリオの近藤真彦が主演した1982年公開の映画「ハイティーン・ブギ」のヒロイン、桃子役で一躍脚光を浴びた武田久美子。彼女のトレードマークのヘアスタイルポニーテールが流行。
特にヤンキー男性にはポニーテールの似合うかわいい彼女を持つことが最高のステータスとなった時期。人気漫画の映画化だったこともあり「ハイティーン・ブギ」は映画、楽曲ともに大ヒット。
中学生時代、東大のアイドルコンテストで優勝している武田久美子だが、それから数年で貝殻ビキニで世間の度肝を抜くのだから素晴らしい。
ハイティーン・ブギ - 近藤真彦
https://youtu.be/uMnk5sqU460
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