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あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」中止を受け、市民社会スペースNGOアクションネットワークが声明を発表しました

AUG.07.2019

SDGsゴール16(平和と公正)達成および市民社会スペースの確保を目指すJANICが、構成団体として参加する市民社会スペースNGOアクションネットワーク(NANCiS)は、あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」が中止に至ったことを受け、声明を発表しました。

声明では、アートが持つ主張を尺度に公金支出の是非や展示の中止に言及し、事実上の検閲を行った高位の政治家・公職者に発言の撤回と謝罪を求めると共に、市民による表現や言論の自由が脅かされたことは日本の市民社会スペースへの危機であり、世界人権宣言など国際的に認められた人権規範・基準に明らかに抵触するものであると主張しています。

声明全文

あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」中止と日本の市民社会スペース狭隘化を憂慮する(NANCis WEBサイト)

 

本件に関するお問い合わせ先

市民社会スペースNGOアクションネットワーク
東京都新宿区西早稲田2-3-18アバコビル5F (特活)国際協力NGOセンター(JANIC)気付
http://nancis.org/ info@nancis.org

JANIC正会員団体

特定非営利活動法人 Accept International

Specified Non-profit Organisation Accept International

前身 日本ソマリア青年機構設立より10年 【アクセプトは、武力ではなく平和的なアプローチで、テロと紛争の解決を目指す国際組織です。】

■テロの無差別性、残虐性 近年のテロ組織は、一国内に限定されず全世界的な規模となっています。無実の民間人を積極的に狙うとともに、想像もできないほどの残虐な行為を用いて、恐怖と数えきれないほどの犠牲を生み出しています。​例えば、ソマリアでは今この瞬間、10歳や15歳ほどの子どもが自爆テロを実行しています。人間としての尊厳を踏みにじるような残虐な行為が今この瞬間、行われています。

■様々な問題を引き起こすテロと紛争 テロと紛争は直接的に人々の命を奪うだけでなく、貧困や飢餓、社会の断絶、難民、子どもの権利の侵害など様々な問題をも引き起こします。日常的に飢餓に苦しむソマリアでは、定期的に飢饉が発生しています。その飢饉の最も深刻な原因の一つは、テロ組織が支援を妨害することによります。また近年、世界的にイスラム教への不安意識が高まっていますが、これもテロ組織の脅威によるところが大きいのです。

■テロと紛争の解決に取り組む組織の欠如 極めて深刻な問題であるテロと紛争ですが、それらの解決に対し取り組みを行うNGOは、日本はもとより世界的に見ても非常に少ないままです。 理由としては、まず危険であることや、取り組みにおいて有効なアイディアが見つからないこと、社会から共感を得るような分野・対象でないこと、など様々あります。しかし、国連や政府といった政治的なアクターが時として機能不全に陥ってしまう現代でこそ、NGOとして取り組む必要があると私たちは考えています。

■アクセプトは、武力ではなく平和的なアプローチで、テロと紛争の解決を目指す国際組織です。 私たちは、大学生と社会人それぞれの強みを活かし、平和的なアプローチでテロと紛争を解決するために活動を行う日本で唯一の組織です。​排除するのでもなく、武力で駆逐するのでもなく、「受け入れる(アクセプト)」という姿勢を活動の軸としています。取り組みニーズは非常に高いものの様々な理由で世界から見放されている国・地域や、疎外されている人々が存在します。私達は、ソマリア、ケニア、インドネシアを舞台に、テロ組織から降参した兵士やギャング、国内避難民など社会に居場所がない人々に対して取り組みを行っています。

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