ストーリー
新婚夫婦が数々の怪事件に巻き込まれ…
一色正和(堺雅人)は鎌倉に住むミステリー作家。初めて会った瞬間に運命を感じた亜紀子(高畑充希)と結婚し、ハネムーンから戻ったばかりだ。幸せいっぱいの亜紀子だが、初めての鎌倉暮らしは驚くことばかり。鎌倉は妖怪や幽霊、魔物が人と共に暮らす不思議な街だったのだ。魔物の夜市で手に入れたキノコを食べて幽体離脱してしまったり、家に取り憑いた貧乏神(田中泯)と仲良くなりお茶碗を交換したり。奇妙な経験を重ねながら一色家で過ごすうちに、正和のことを少しずつ理解していく亜紀子。
そんな亜紀子の存在は、正和が幼いころから抱き続けてきた心の傷をも次第に癒していくのだった。 ある日、正和の担当編集者・本田(堤真一)が病に侵され、余命があとわずかだということが判明する。一色から死神の存在を教えられた本田は、この世に残って家族を見守るために死神と取引をすることを決意。一方、階段で転んだ拍子に、身体のある“変化”に気付いた亜紀子。彼女は、このままでは正和の寿命が短くなると知り、愛する人を守るために黄泉の国に旅立つことに。そんな彼女の思いを知った正和は…!!