川端 健太(三国丘 外野手)
持病の腰痛と闘いながら野球に勉強にと励んできた結果、彼もついに報われた。大学通算4HRの強打者として敏腕スカウトたちの目に留まり、来年のドラフト会議でオリックスからの指名を受けるという情報が入ったのである。今後の動向に注目である。
そんな彼の私生活では、「結婚不適合者とは言ったが、恋愛不適合者とは言ってないぞ!」と言わんばかりのドヤ顔で人生を謳歌している。しかしながら、彼女の小さな変化に気づくことができない残念な男である。彼女に優しく接しているように、後輩にも優しく接してほしいというのが後輩部員全員の切実な願いである。
眞田 祐輔(小野 内野手、投手)
彼は4年生ではあるが、現在40歳・17浪の苦労人である(嘘)。兵庫県小野市が生んだ新時代医学生のプロトタイプである。プロトタイプであるがゆえに喜怒哀楽の‘怒’の感情が著しく欠如しており、彼の怒っている姿を目撃したことがある人物は0である。彼が怒ると天変地異が起こると専ら噂になっており、陰で‘仏の眞田’と呼ぶものも少なくない。某野球部員の証言によると「あいつの顔面を急に殴っても多分怒らんで」とのことである。
三竿 慧祐(香川誠陵 捕手)
通称、小皇帝(リトルエンペラー)。別名:ノーウォッシャーKEISUKE。彼は香川が生んだ小皇帝であり、それゆえ一人暮らしが苦手で洗濯物が大の苦手である。そのため、練習前に部室で替えのユニフォームが入っているダンボールをあさっている姿がよく目撃されており、その後ろ姿に先輩としての貫禄は皆無である。彼女よりも野球を愛する彼は、強力な地肩を持ち合わせ、強肩捕手としてその名を轟かせている。そんな彼も部内では辛口コメンテーターとして部員の底上げを図っている。そんな辛口な彼を怖がるマネージャーがいるということはここだけの秘密である。
大和 宗之輔(六甲 内野手)
YMTO。デブ。躁鬱病のそうちゃん。帰国子女。日本とアメリカのハーフ。
今年の留年候補筆頭である。ちゃんと留年しました。去年一年の目標は゛彼女を作る”であったが、もちろん果たすことができなかった。今年も引き続きこの目標に向かって歩んでいくらしい。最近バイトをはじめ、後輩も増えたために羽振りが今まで以上に良くなり、歩く財布の名をほしいままにしている。会計を名誉引退したことにより、肩の荷が下り、今まで対数関数を描いていた成長曲線に変曲点をもたらすことができるのか?というのが今年の野球部最大の謎である。