父への報告

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実家の父に報告する時がやってきました。
冷静な母でさえ激怒させたこの話を
どう切り出すか、実家に向かう3人の気持ちは重く。

話をする間、子供達を姉に連れ出してもらうことに。


父さん、離婚する事になった。


お前がか?!


でもまだ色々決めないといけなくて
届けを出すのはまだ先になると思う。


……
腕を組み目をつぶって黙る父。


理由は?

たいちゃんに好きな人が。

………


いつから

一年前。知ったのはつい最近。

………

女とは別れないのか。

うん。ただの浮気じゃないと。

ここで母が口を挟む。

お姉ちゃんから聞いたわ。
女が出来たからバレないように離婚したくて、りぃを責めて責めてこんなに痩せるまで苦しめたのよ!!
挙げ句、家は売るから出て行けと迫られていたんだから。冗談じゃないわ!


向こうのご両親には話したのか。


まだ。今日たいじが実家に帰ったから、今日知ることになると思う。


売却するから妻子に出て行けなんて本当に冗談じゃないわ!!


相手の女の人に連絡を取って話しようと思う。まだ何もしてないから。裁判とかしなきゃかなとか…あ、弁護士とか…調べてみる…


黙った父。

…病院は行ったのか。


うん、大丈夫。もう少し体力が戻ったら女の人に会ってみる。

大丈夫じゃないじゃないか。
会うって、、もう何もしなくていいから全て置いてここに帰ってきなさい。

母も不倫相手に会う事を反対し

住む場所はともかく、
女の人と接触しなきゃならないの?
もう嫌な思いはしなくていいのでは?
子供達の生活費だけはきちんと責任を果たしてもらえば…

と。

もう少し考える。
あと、あの家に住むよ…たいちゃんは実家に帰ってそのまま帰ってこないつもりだと思うし
子供達と私が出て行く道理は無いし…
でも…週末とかは帰って来ていいかな…
子供達も喜ぶし。


大丈夫よ。体調が戻るまで通って手助けするから。


ありがとう…
あと、子供達は不仲になった事だけ話してる。
女の人の存在を知られないようにして。
受験生だし…


そうね…


母がイライラし憤りを隠せないぶん、父は冷静でしたが、怒りは相当だったはずです。


私はこの頃、とにかく花さんと会わなければ!と意気込んでいました



それから母は大量のおかずを持参してくれたり
子供達の世話をしに通ってくれました。

私はとにかく笑顔で楽しく子供達との生活を心がけていたと思います。
ママは持病の悪化と不仲で参っているとの認識の息子と娘は
何かと身体を気遣ってくれ、おばあちゃんやおじいちゃんが度々来る事にも、とても嬉しそうに
笑って過ごしてくれました。


私は元々人に頼ると気を遣うので気楽に自分で何でもやりたい性格でして
産後も、数日で実家からサッサとアパート(新婚時はアパート暮らし)に戻り、母に呆れられたくらいでした。

しかし
この頃は痩せ過ぎて貧血と酷い倦怠感で
自分の身体が自分のものでないような…
やけに開き直った気持ちとは裏腹に
身体は完全にダウンしていましたから
母に申し訳ない気持ちより、甘えたい気持ちがまさっておりました。

元夫が出て行き、強いストレスから解放された私は少しずつ少しずつ元気を取り戻していきます。

しばらくしてから花さんとの接触が始まります。

が、その前に
荷物を度々取りに戻る元夫と
嫌な嫌なやり取りが長い間 続くのでしたショボーン

義親とのやり取りも…。