不貞の始まり 離婚宣言

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朝帰り翌朝、たいじは
いつも通りゆっくりコーヒーを飲み
娘ちゃんの冗談に
楽しそうに笑いながら朝食を終えました。


やっぱり昨日は機嫌が悪かっただけか。
けどあの言い方はないよなぁ…
一応朝帰りを謝るべきなのにな。
まぁ、いいか。

そんな感じに思っていました。


ですが、その日の夜。

子供達が二階に上がった後、
リビングで話をしたい。と声をかけられました。


アイロンを終え、話をする為にお酒を用意しようとキッチンに立った瞬間に


気持ちがなくなった。ずっとしんどかった。
少し距離を置きたい。



…は!? ?

背中を向けたまま
手を止め、 冗談だよ!と言う言葉を待っていました。


……
ごめん。


…え????
きもちがなくなった?
きょり?
なんのきょり?


震える手でお酒をテーブルに運び、
目の前に座った私に、


離婚したい。色々我慢してきた


何を…?


りぃは愛情表現をあまりしない。
夜も断ってばかりだし、出張の準備をしてくれない。二階の和室も片付けを頼んだけどしてないし……


え、、あ、、あぁごめん。
そ、そんな我慢してたとか…誘い、断ったかな?そうかな…出張準備…ほら、私ボケーっとして、あは、ごめん気をつけるよ。

いや、いい。

いや、気をつけるよ、そんなに思いつめてるなんて全く気づかないで…いいとか言わないでよ、やだ、そんな顔しないでよ
えと、何だっけ、何から気をつけたらいいかな…あー、えと、あぁ、ごめん。あ、昨日は車で寝たと聞いてビックリして、えと責めた訳じゃなく、いや、責めちゃったよね、ごめん…えと…


驚きと衝撃でしどろもどろ
落ちつこうとすればするほど
喋りまくる私…

喋りながら、目の前の初めて見る表情が怖くて怖くて
大変な事態だ…と、とにかくうろたえました。


サッと席を立った無表情のたいじは、寝室に消え
取り残された私は涙も出ずボー然としていました。









愛情表現をあまりしない。 
花さんみたいなベタベタラインはした事ないし離さないで…運命だね…なんて私言えないよ…
夜も断ってばかり。
いえ、普通にしてました。断ったと言うよりタイミングが合わなかった日の事を言ってるのか?
花さんみたいにして欲しかったのか?

私へ言い続ける事になる「不満、我慢してた事」は、こじつけだったらしいのですが当時の私は
大真面目に反省し、

全力で直すあせる

バカみたいに頑張り始めます…ショボーン