力尽き、姉に話す

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ほぼ寝たきりのような
生活が続いたある日、
姉から たわいのないラインが届きました。

何もなかったように返信するか…
いや、ここまできたのだから、
もうそろそろ話さなきゃいけない…
でも。でも…ショボーン


迷っているうちに2日が経ち
姉から電話がかかってきました。


もしもし、りぃ?
返事ないしかけた〜
息子くんは順調?あのね〜


……うっ、あ、えっと、うん。


どした?


いや、あぁ、あのね 


息子くんになんかあったの?!


い、いや、元気にしてる…


どうした。泣いてないで話して。


えと。。離婚になりそう。いや。
なる…離婚と思う。


は????
……何があった?
あ!!!
たいちゃんの会社に何かあったの?!!

ち……違う。実は、、、


姉ですら、元夫の浮気など
思いつきもしなかったのでした。

たいちゃん、りぃの事が好きで仕方ないのね〜。
仲良しだねぇ。
いつもそう言ってました。

姉の旦那さんからも信頼され、
可愛がられていた元夫。


たいちゃんがさ、離婚したいって


だからどうして。どうしてよ。

好きな人が出来たらし…  涙

はー?!女が出来たって事?
たいちゃん、浮気したの!?
信じられない!!!!
誰と!

昔付き合っていた人…らしくて、
相手の人は、離婚して…えと…

信じらんない…
りぃ、あなたはどうしたいの。
離婚ってさ、遊びじゃないってことなの?
母さんには?
言ってない。言えない。
いつから?
1年前……
………
もしかして痩せたのって…
…あのね、ちょっと体調が悪くて
た、助けて欲しくて
うっ……

もう言葉にならず。

やっと助けて と言う言葉が言えた事に
泣けてきて
私は助けて欲しかったんだ…と
また泣けて。
姉の声は震え、でも冷静に静かに会話してくれました。

…今から行くから。

いや…お兄さん…

大丈夫だから。