金曜日、眠れないまま朝を迎え
寝室から出ずにベッドに横たわっていると
昼前に車で出かけていきました
花さんに会いに行ったのでしょう
あれだけのラインを見てしまい、更に 昨日ハッキリと他の人を選ぶことを断言された。
これからの人生をその人と歩みたいと。
昨日 元夫と話し合ったとき、
汚らわしい、許せない、もう要らない。
そう思う事で自分を守っていたのだと思います。
けれど。
布団の中で
花さんの元に出掛けていく現実を目の当たりにし
激しい嫉妬が襲ってきたのです。
行かないで!すぐに引き返してきて!
そんな電話をしたい衝動を抑えるため
携帯を握り締めて泣きました。
もうね、携帯が溶けるんじゃないかと思うほどの苦しみでした。
好きな人を手放す苦しみかな。
酷いラインの内容を忘れ、ただただ失う事の怖さと寂しさだけに支配されていました。
花さんの元に黙って向かった元夫。
これ以上 残酷な事、あるかな…
もうこの日は寝室から出ることができず
寝ているのか起きているのか分からない状態で
嫉妬にのたうちまわっていた
いま思うと、
この嫉妬と言う地獄については、
避けて通れない道だったと思います
私は2人のやり取りを見てしまった。
私が「最低なたいじ」を知ることがなかったら、なかなか諦めがつかなかったかも
2人のやり取りを知らないまま、別れていたら
「好きだったたいじ」を忘れないままだったかも
だから見て良かったのかな。いや
見ないほうが良かったのかな…
土曜日のお昼に花さんに会いに行った元夫は
…なんと、帰って来ませんでした…
妻にバレたことを話しに行き
今後のことを2人で相談したのでしょう。
妻の元に、家族の元に戻ってしまうのではと焦り花さんが帰さなかったのでしょうか。
日曜日ですから夜までに子供達を実家に迎えに行かなくてはなりません。
お昼になり、元夫にラインをしました。
17時に実家にお迎えを頼んでいいですか。
どこかで夕飯を食べさせて帰って来て下さい。
明日のお弁当の買い物もお願いします。
分かりました。
21時過ぎに帰宅した3人。
子供達が
ママ体調どう?!ママの夕飯お持ち帰り買ったよ!と寝室に来てくれました。
おばあちゃんからもらった果物のことや
おじいちゃんの話をする声を背中に聞きながら
涙が止まらない。
背中を向けたまま声を出せずにいると元夫が
ママは寝かしててあげよう。寝る準備しような。
と子供達を呼びにきました。
明日は絶対に起き上がり、子供達の笑顔を守らなければ。とにかく眠ろう…
眠れない。皆が寝静まっても眠れない。
いや、眠っていたんだとは思いますが
泣いて 意識をなくし 泣いて目覚め
意識をなくし…を繰り返していました。
月曜。 朝、身体が動かない…
子供のご飯や洗濯が出来ない。
学校や習い事の細かな世話は私にしか分からない事ばかりなのに…どうしよう…
頭の中は焦りでパニックに。
普通に過ごしたい
子供のご飯や洗濯が出来ない。
学校や習い事の細かな世話は私にしか分からない事ばかりなのに…どうしよう…
頭の中は焦りでパニックに。
普通に過ごしたい
消えてしまいたい
ちゃんとしたい
消えてしまいたい
いや、ちゃんとしたい
けど…無理…
私のあまりに弱った姿に、この日から10日近く元夫が全ての家事をすることになりました。
下校時間前に帰宅し、習い事に至るまで全ての事を。
娘はパパの作ったご飯を面白がってからかい、
元夫は嬉しそうに笑う。
息子はインフルエンザじゃなくて良かったね。
お茶いる?と寝室を覗いてくれる。
子供達に早くお風呂に入るよう促す声が聞こえる。
夫婦が破綻した家族ではなく
「病気で寝込んでいるだけの私」だったらどんなに幸せか。悔しさにまた涙。
元夫にとって、
これが一緒に住みながら子供たちへの最後のお世話になりました。