自分の中で封印していた、
発覚してからの日々。

思い返すと驚くほどハッキリと記憶していました…元夫の表情も、自身の気持ちも。
みっともないと批判されるような私の行動も多々あると思いますので
嫌な方はご遠慮いただけたらと思います。








女友達に私のことを何か相談しているかも…
と思いながら開いた元夫の携帯。


…………

…………


花……?


たいちゃん…?


花…?


あ……


あぁ。        そうなんだ…


だからか。   そうかそうか。


冷たくなった理由が分かり、
全てが繋がった…。


何故か謎が解けたような、安堵するような気持ちのまま携帯を閉じ
しばらく放心していました。


その間にも携帯が震え、いくつかラインが届きます。


あ。hana   からも届いた…

これに既読をつけたら、
読んだのがバレてしまう…もう読めない。

 

また放心。
 


また受信。



あっ、と我に返り、

やっぱり読もう。。とラインを開き、

たいちゃん、ついた?などと書いてあるラインを無視しながら

取り憑かれたように読み進めるうちに、
真冬なのに身体中から汗が出る。

携帯をベッドに置き、自分の指と指を絡めて
力一杯握ってもガタガタ震えが止まらない、

汗が出るのに足が冷たく気持ち悪い。


また読み進める。


またラインは届く。


無視じゃん、着いたかな?たいちゃん?


吐き気が止まらず中断。


トイレで吐こうとしても、出ない。
便器が目の前にあることが惨めで
それまで我慢していた涙が溢れ…


脈打つほど頭痛が酷くなり、タオルで顔を押さえながらベッドに戻ってすぐに


………


家の電話が鳴りました。