YouTube手越祐也チャンネルより
手越祐也のYouTube投稿動画の再生回数が、明らかに落ちている。
ジャニーズ事務所を辞め、単独記者会見を生配信した際はかなりの注目度で、会見動画は1075万再生を叩き出した。その後も、出す動画はあっという間に100万再生OVERとなる人気ぶりだったが、“無人島生活動画”が「テレビバラエティと比べるとクオリティが低い」と不評で、以降は再生回数がガクンと減った。バラエティ番組でやり尽くされているネタをやったことで、比較されてしまったようだ。最近出した火渡りや滝行をする動画、フットサルをする動画はいずれも、二桁前半の数字でやや厳しい。
そんな中、配信サイト「OPENREC.tv(オープンレック)」で手越と加藤純一とのコラボが実現し、同時視聴者数10万5000人を記録した。この数字はオープンレックでは異例であり、オープンレックの生放送のリアルタイム同時視聴者数・世界一となった。
加藤純一はニコニコ動画で『うんこちゃん』名義でゲームの実況動画を投稿し、人気に火のついたゲーム実況者だ。2018年8月22日時点でニコニコ動画で最も多い視聴者数とコメント数を誇っていたが、人気は今も健在だ。2015年に加藤純一という本名を公表し、以降は加藤純一名義で活動を行ってきた。現在はYouTube Liveやニコニコ生放送などの生配信を中心に活動している。
2020年3月16日にはYoutube上で生配信したゲーム実況「ポケモンセンター本当に終了のお知らせ verプラチナ本当にラスト」で11万9000人の同時視聴者数を集め、Twitterのトレンドに「加藤純一」が1位にランクインする事態に。また、3月17日にStream Hatchet社が配信サイト別に計測している『週間合計で世界で最も視聴された配信チャンネル』にて世界2位にランクインするなど、今、もっとも勢いのあるゲーム実況者の一人である。
一方、オープンレックの『手越祐也のゲームキングダム』は、ゲーム好きの手越祐也がその道のプロから様々なことを学び、手越祐也ゲーム王国を作るという番組だ。
番組が始まると、まずは「生で同接(同時接続者数)といえば」と手越が加藤をヨイショ。しかし逆に加藤は、「僕から言わせてもらえば、生で同接といえばあなたなんですよ。それを文句言いにきたんすよ!僕を下げて(手越を)あげようとしてる!」と反論した。というのも、手越は今年6月のYoutubeライブで配信した記者会見で同時視聴者数132万人という日本記録を叩き出している。
加藤純一はあの会見の裏を撮った動画で、手越が同時視聴者数132万人と聞かされ「いったねー」と軽いノリで喜んでいたことを取り上げ、「そのノリで出したらだめですよ! あれは死んでもおかしくないレベルの出来事ですから!」と非難めいた称賛を送る。お互いに同時接続者数について讃えた。
手越はあの会見を開いたときはYouTubeを始めたばかりで、「同接」という言葉すら知らなかったそうだ。YouTubeを本格的にやるようになった今、加藤のすごさを実感したという。
手越のゲームの腕前については、ゲーム実況のベテランの加藤から見てもすごいらしい。「俺、リコイルの仕方、手越くんに教わったもん!」と手越のゲーム実況を参考にしたとも語っていた。
手越と加藤には共通点も多く、「モテたい」という一心で、手越はジャニーズに入所、加藤はゲーム実況を始めたそうだ。「十分モテてるじゃないですか。まだモテたいんすか」と加藤にツッコまれると、「この人を落としたいなっていう人が人生で何人か出てくるじゃないですか。その人をすぐに落とせる自分でありたい」と手越らしい答えをしていた。
加藤純一のファンは過激なコメントをすることで有名であり、手越の動画コメントが荒れるのでは、と戦々恐々とするファンもいたが、放送が終わると、加藤純一サイドも手越祐也サイドも和気あいあいとした雰囲気に。「純一さんしっかり手越くんのことわかってもらってて本当に嬉しかったです」「同接10万超えは間違いなく加藤さんファンのおかげです」と手越ファンが加藤ファンを讃える一方、加藤ファンサイドも「手越の凄さが改めて分かる動画だった」と手越サイドを褒めたたえた。
次回の配信も加藤純一がゲストとして出演することが決定している。第4回『手越祐也のゲームキングダム』は9月6日21時からオープンレックで配信予定。次回は『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』をプレイする予定だ。