アビガン、10月中に承認申請へ 治験でコロナ改善を確認

2020年9月23日 13時30分 (9月23日 13時53分更新) 会員限定
 新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガン(ロイター=共同)

 新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガン(ロイター=共同)

  •  新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガン(ロイター=共同)
 富士フイルムホールディングス(HD)は23日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」について、10月中にも承認申請を行う予定と発表した。臨床試験(治験)で早期に症状を改善する効果を確認したとしている。承認されれば新型コロナ治療薬として国内3例目となる。
 アビガンを開発した富士フイルム富山化学(東京)が治験を実施し、重篤ではない肺炎を持つ新型コロナの患者にアビガンを投与した結果、ウイルスが早期に陰性化することを確認したという。「安全性上の新たな懸念は認められていない」としている。

関連キーワード

PR情報

話題の最新ニュース

記事一覧