トナのブログ

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Space DragをSteamVRに導入する - PlaySpaceMoverと同じ機能

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(2020/4/17更新 OVR Advanced Settings 5.0.0に対応しました。)

OVR Advanced SettingsはSteamVRに関する詳細な設定を行えるツールです。Advanced SettingsのSpace Dragを使うと、従来のPlaySpaceMover(+OpenVR-InputEmulator)と同様の動作を行うことができ、さらにSteamVRと同時に自動で起動します。この記事ではSpace Dragの導入手順をご紹介します。

 

注意

VRChatでアバターごと移動したい場合は以下のものが必要です。

- Viveトラッカー3個

- ベースステーション1.0/2.0

手順

1. OVR Advanced Settingsをインストールする

SteamストアよりOVR Advanced Settingsをインストールします

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2. OVR Advanced Settingsをスタートアップ設定にする

OVR Advanced SettingsをSteamVRと同時に起動するようにします。

最初にSteamVRを起動します。この手順ではHMDの電源はオフでも構いません。SteamVR設定>スタートアップ>スタートアップオーバーレイアプリを選択>OVR Advanced Settingsをオンにします。完了したらHMDをオンにしてSteamVRを再起動します。

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3. OVR Advanced Settingsの設定をする

 SteamVRを起動し、OVR Advanced Settingsメニューを開きます(SteamVRメニュー左下のボタン)。続いてMotionを選択します。

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Space DragのLeft HandとRight Handの2つのチェックボックスにチェックを入れます。

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4. SteamVRのコントローラー割り当てを設定する

OVR Advanced SettingsトップメニューのBindingsを選択します。

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以下の画像のようにして、リセットのコントローラー割り当てを設定します。ここではOculus Touchコントローラーを使っています。他のコントローラーの場合も同様の手順で行えます。使いやすいボタンに割り当てるといいでしょう。

 

*利用した割り当て例(Oculus Touchコントローラー)

- Space Drag:左Yボタンダブル, 右Bボタンダブル(デフォルトで割り当て済)

- リセット:右Bボタン長押し(追加で割り当てる)

 

手順が終わったらSteamVRホームでテストしてみましょう。なおVRChatでのキャラクター移動にはトラッカーが3個必要になるので注意してください。

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手順は以上になります。