名古屋市西区の不動産業、早川澄雄さん(当時68)宅で今年1月、早川さんら家族3人が殺害された事件で、愛知県警西署捜査本部は17日、事件後に自殺した早川さんの長女、充益容疑者(同39)を殺人容疑で書類送検した。
送検容疑は1月12日朝、早川さんと妻の律子さん(同64)、律子さんの母、静枝さん(同84)の首をネクタイやタオルで絞めて殺害した疑い。
捜査本部によると、早川さんは不動産会社を経営。充益容疑者は経理担当として働いていた。地主に支払う賃料を流用した形跡があり、早川さんが充益容疑者に「何をやっている。通帳を見せろ」などと叱責。事件前日ごろには充益容疑者がインターネットで殺害方法を調べていた形跡もあったという。
早川さんら3人が室内で倒れているのを、訪ねてきた長男が発見。早川さんらと同居していた充益容疑者が1月13日、愛知県小牧市の山中で首をつって自殺しているのが見つかった。