――直近の旅は?

三浦:12月31日に、日帰りで沖縄に行ってきました。舞台の稽古の都合で、年末年始の休みが、31日の大晦日と元日の2日間しかなかったんです。

それで、とにかくその2日間を充実させようと、早朝の飛行機で沖縄に飛んで、早めの年越しそばを食べ、とんぼ返りして、夜は下北沢で月刊「根本宗子」の、「愛犬ポリーの死、そして家族の話」を観劇しました。そのあと、打ち上げ兼年越しイベントがあったので、それに参加して、僕の2018年は終わりました(笑)。

――サーフィンはどこに行きたいですか?

三浦:ニュージーランドか、あとは、オーストラリアもいいなぁと思います。


――旅に対する考え方、向き合い方。年齢とともに変化はありますか?

三浦:20歳になるまでは、海外に全く興味がなかったんです。でも、年齢を重ねて、いろんな作品や、いろんな人との出会いに刺激されて、海外に出たいと、語学をマスターしたいと、強く思うようになりました。

今は、世界中に一体どんな遺産があって、どんな風習があって、どんな綺麗な景色があるんだろう?って、いろんなことに興味津々です。もっと世界を知りたいと思うようになりましたね。


――今まで見てきた景色の中で、「もう一度見たい!」あるいは、「いろんな人にぜひ見てもらいたい!」と思う景色はどこですか?

三浦:うーん、どこだろう? あ、世界のおへそと呼ばれるオーストラリアのウルル(エアーズ・ロック)! 僕は昼間しか行ったことがないんですけど、聞いたところによると、星空がものすごく綺麗らしいんですよ。

昼でも絶景なのに、夜になったらどんなふうになるのか。あの巨大空間に包まれて、ゆったりと時の流れを感じるのはすごく贅沢だと思う。想像するだけでもワクワクします。

PROFILE

三浦春馬 Haruma Miura
1990年4月5日生まれ。茨城県出身。97年NHKの連続テレビ小説『あぐり』で俳優デビュー。2007年映画『恋空』で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。NHKの紀行番組『世界はほしいモノにあふれている』ではMCを担当。出演映画『コンフィデンスマンJP』は5月17日公開予定。4月には、16年に初演され、第24回読売演劇大賞・杉村春子賞を受賞したミュージカル『キンキーブーツ』が再演される。

INFOMATION

WOWOW「連続ドラマW 東野圭吾『ダイイング・アイ』」

年間数千人もの人々がなくなる交通事故。日本では約二時間に1人の命が失われている。交通事故は、決して他人事ではない。今日、このあとすぐに自分も加害者か被害者か、どちらかの立場になるかもしれない、ごく身近な出来事なのだ。かつて交通事故を起こしたが、ある事件によって詳細な記憶を失っている雨村慎介(三浦春馬)は、謎の女瑠璃子(高橋メアリージュン)の登場によって、狂気と苦悩の世界に迷い込む。女は実在するのか。それとも、人々の後悔が作り上げた幻想なのか。

原作:東野圭吾『ダイイング・アイ』(光文社文庫刊)
脚本:吉田紀子
演出:国本雅広
出演:三浦春馬 高橋メアリージュン 松本まりか 柿澤勇人 小野塚勇人 淵上泰史 / 木村祐一 堀内敬子 生瀬勝久
     
3月16日(土)夜10時スタート(全6話 第一話無料放送)

  

Photo:Noriko Yamamoto Styling:Naoki Ikeda Hair&Make-up:Akemi Kurata Interview&Text:Yoko Kikuchi

ニット¥32000、パンツ¥38000(08サーカス/08ブック ☎03-5329-0801)、その他スタイリスト私物