【ペダステ】舞台「弱虫ペダル」IH篇The First Result 終演後のつぶやきまとめ
東京・大阪の公演を成功させた『舞台「弱虫ペダル」IH篇The First Result 』。千秋楽後の演出の西田シャトナーさんのツイートが興味深かったのでまとめてみました。IH篇TFR終了後の役者さんのツイートも時々挟んでおります。
更新日: 2014年03月10日
東京・大阪の公演を成功させた『舞台「弱虫ペダル」IH篇The First Result 』。千秋楽後の演出の西田シャトナーさんのツイートが興味深かったのでまとめてみました。IH篇TFR終了後の役者さんのツイートも時々挟んでおります。
更新日: 2014年03月10日
ペダステのオープニングの群唱は、僕となるせさんの合作だよ。自転車に乗っている小野田たちの、その体の至近距離で感じられる世界を描いてる。観客席の皆を、小野田たちのいる場所の至近距離につれてきたい。そう願って書いた。
ネタバレを含みますので、ペダステIH篇TFR のDVDをご覧になってからだとより楽しめます。
IH編のためにmanzoさんが書いてくれた新曲『新しい力』は、もともと100人抜いて合流してきた小野田のシーンで総北メンバーが歌う予定だったのだけど、その曲を、メンバー皆が歌いたがった。「これはみんなの曲だ、そうとしか思えない」と役者たちは言った。
逆に、『まだ見たことのない道を』は、もともと最終ゴールのシーンで皆が歌う予定だった。だが1作目で皆が歌っていたこの曲を、今回、新しい世界へ進みはじめた小野田が、仲間を思い浮かべながら自分で歌うのにふさわしい曲だと僕も気づいた。
それで、当初の脚本上の設計とは逆に、『新しい力』を最終ゴールで、『まだ見たことのない道を』を100人抜きのあとで歌うことに決めたのだった。
「新しい力」はこちらのサントラに収録。
「まだ見たことのない道を」はこちらのサントラに収録。
『新しい力』の振り付けは最初、皆がただ時や場所のかなたで立ち尽くしながら、腕などに少しの振り付けがあるものだった。振り付けを終えたあと、真志くんが、「このままではどうしても気持ちが乗らない。僕らは走りながらだったら歌える。走りながらキャプテンのことを思っているのだから」と言った。
そのように、俳優たちは自分たちの思いや、自分の演じる人物たちの思いを大切にしながら、この作品作りに取り組んだよ。
アンディとフランクとマツ毛卿の衣装は、最初同じデザインだった。「マツ毛に、何か足したいなあ…」と僕と衣装キャプテン恵藤さんが悩んでると、郷本キャプテンが、ス…と手を伸ばし、恵藤さんの帽子をもっくんにかぶせて、「どう?」と言ったのだった。そのまま、マツ毛卿は帽子姿に決まった。
音響のアマノさんの話。
演技が伸びて、どうしても音楽の尺が5秒足りない時、魔法使いアマノは風を鳴らす。2秒足りない時には音楽の終わりの音の残響を強めて2秒伸ばす。役者がうっかり一瞬早く舞台に登場したときは、矛盾を軽減するために車輪の音を入れる。そうやって、毎回、毎秒、全神経を集中させて音を操作する。
同じオペレーションをやっていては、船は同じ方向へ進まないのだ。アマノ音響監督のチームは、毎ステージ、奇跡的な操船作業を行った。
まあとにかく、俳優もスタッフも、毎秒毎秒、あの手この手を使い、全発想力を振り絞って、操船してるんである。同じゴールを目指すために、昨日と今日の操船の細部は違う。それが当たり前なのだ。
役者がペダルに足をかける時、わずかな動きに合わせて音が鳴る。その時発生するのは、臨場感とか、自転車感とかではない。役者の心に、「今日も音響チームは、オレのわずかな演技に完璧についてくる。本気で走って大丈夫」という信頼感が発生するのだ。このつながりが爆発的なパワーを生む。
そのようなことを、もちろん、舞台チームも照明チームも衣装チームも制作チームも、全セクションが一斉に行っているのが芝居。まあ当たり前なんだけども。
100人抜きの演出の話。
ちなみにですね、100人抜きの途中、小野田が1階席に飛び出してゆく。2階席からはその姿が見えない。だから、主将ふたりが登場して、舞台上から出来事をレポートする。足りないかもなので、他のキャストも出る。つまり、1階担当・総北1年生、2階担当・両キャプテン+皆。そういう設計でした
だからね、またここでも、小野田演じる村井くんは、かならず後方で、両キャプテンと仲間たちが、自分からは見えない2階席の観客たちをつれてきてくれると信じているから、1階席に飛び出していくことができるのだ。
1階席から舞台に帰ってきた時の座長が、キャプテンたちの連れてきてくれた2階席の観客たちを見て、どれほど力が湧くか、わかるだろうか。
小野田に声援を送った観客の力は、やがて小野田を通して、他の選手たちの力とともにエース戦に受け継がれてゆく。劇場すべての人間の力を結集し、エース戦は行われる。100人抜きはその具体的な布石である。そして決着の光景は、観客の内部にのみ、イマジネーションによって出現する。
ゴール直前のシーンのパズルライダーの話。
エース戦ゴール直前、永遠の一瞬を走るエースたちを思い、歌う総北と箱学。その向こうに、ただ全力で声援を送るだけのパズルライダーズの姿に気づいてもらえたかな… あれは、観客みんなの声援を、自分たちの体を通じて、戦うエース3人に送っているのです。
観客の声援を、自分の体を通じてエースに送るとかさ、普通に考えると、抽象的な、あやふやな話だよね。でも、そういう出来事を、現実に起こしたい。そう願って作ってるのです。科学的数学的計算と、情熱と夢と冒険を混ぜて発火させて、魔法を起こしたいのです。
うおー manzoボーカルの「新しい力」聴いてる。芝居では1番までしか歌わないけど、実際は2番まであるんじゃ。泣くでこれホンマ…
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