【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は21日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から70人増え、計2万3045人になったと発表した。市中感染が55人、海外からの入国者の感染が15人だった。死者は前日から2人増え計385人。
1日当たりの新規感染者数は首都圏で集団感染が本格化した8月中旬から3桁台が続き、一時は400人台まで急増したが、今月20日(82人)に初めて100人を下回り、2日連続で2桁台となった。2日連続で感染者数が減少したのは、週末で検査件数が少なかった影響もあるとみられる。
一方、ソウル都心の複合施設など各地で集団感染が相次いでいるほか、感染経路がはっきりしない患者の割合が30%に迫り、いつでも感染規模が拡大する恐れがあるとの懸念が出ている。
新規の市中感染者数55人を地域別にみると、ソウル市が21人、京畿道が18人、仁川市が1人で首都圏が40人を占めた。首都圏地域の感染者数は前日まで50人を超えていたが、2回目の感染拡大以降初めて50人未満に減少した。首都圏以外では釜山市が8人、大田市、忠清北道、慶尚南道がそれぞれ2人、慶尚北道が1人。
海外からの入国者で新たに感染が確認された15人のうち、10人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの5人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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