こどものために生きていく

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夫が逮捕されてから

「お子さんのために、頑張って」

という声をたくさんかけて頂いたのですが、当初は全く実感がわきませんでした。元夫への怒りや悲しみ、疑問、自責の念などの感情の渦に振りまわれて、とにかく死ぬことばかり考えていました。

ようやく最近になって

「子どもために生きていく」

腹がきまったところです。昨日子ども達から

「新しいパパは、ママに嘘をつかなくて、ママと分かり合える人がいいな」

と言われて、ああ子ども達はずっと私を見守ってくれて、待ってくれていて、そしてわかってくれていたんだと、ジーンとしました。私が何よりも辛かったことは、夫が嘘をついていたことだったから。

 

一時は、夫を失うと同時に、母性も抜け落ちてしまっていたように思っていましたが、そんなことはありませんでした。今はただただ子どもが可愛く、愛おしいです。夫がいなくても、私はお母さんをやっていける気持ちになりました。

 

加納みよに戻って、生活再建は着々と進めています。いろんな方の助あってのことです。つくづく自分が、結婚不適合者だったことを反省させられますね。私は元夫に全身全霊捧げ、社会性を失っていたことに気づかされるのです。

 

絶望の淵にいた私が、死なずに済んだのは、周囲のサポートに恵まれたからにつきます。死にたい気持ちに駆られたとき、何気なく電話をくれる人がいたり、食事に連れ出してくれる人がいたり、野菜やおかずを届けてくれた人がいたのです。そこで気を取り直し、とにかく今日一日は生きよう、と。その積み重ねのうちに、次第に元気になってきて、死にたい気持ちも消失しました。もし、わたしと子どもだけで孤立するような状況になっていたら、とてももたなかったと思います。

 

さて今日は、大掃除です。診療所閉院後、当該物件をシェアハウスとして運営していくのですが、二名の入居者が決まったのです。

では、今日も頑張ります。