「生きることに疲れた」トイレの壁に言葉残し中2男子が自殺

12日、高松市の香川県立高松北中学校で、2年の男子生徒が他生徒の制止を振り切り校舎4階から飛び降り、死亡しました。警察は状況から自殺と見ている。生徒は明るく、友達も多かったようですが、自殺直前には校舎のトイレ内で自傷行為を行い、壁にも遺書とみられる書き置きを残していました。

更新日: 2013年06月13日

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12日午後4時40分ごろ、高松市の香川県立高松北中学校で、2年の男子生徒(13)が校舎4階の通路から飛び降りた

生徒は約1時間半後に搬送先の病院で死亡した

全身を強く打ち、出血性ショックで死亡した。

他の生徒の制止を振り切り、校舎4階から飛び降りた

*画像はイメージです。実際の事件とは関係ありません。

生徒は、近くのトイレの個室から走り出てきて屋外廊下まで来た後、飛び降りるのが別の生徒らに目撃されていた

そして制止する生徒を振り切って高さ約1・3メートルの手すりを乗り越え、約13メートル下の中庭に飛び降りた

また、生徒が書いたとみられる自殺をほのめかす文章が校舎の壁に残っていた

同級生によると、男子生徒は授業が終わった後、部活の直前に「ちょっと遅れる」と話していたが、部活には参加しなかった

男子生徒と同じラグビー部に所属する同級生の談話。

「生きることに疲れた」トイレ内で自傷行為も…

直前に生徒が入っていたトイレの個室に、自傷行為によるとみられる血痕があった

男子生徒はトイレで自傷行為をしていたという。

さらに個室内の壁には、「生きることに疲れた」といった言葉が書かれていた

当時は部活動をしている時間帯とあって、転落現場を目撃した生徒が複数いたという

明るく友達も多いムードメーカーだった生徒に何があったのか?

今年5月に実施した学校生活に関する記名式のアンケートでも、いじめられていたことをうかがわせる記述はなかったという

また、同級生によると、死亡した生徒はここ数日、変わった様子はなかったという

男子生徒と同じラグビー部に所属する同級生
「明るくて、悩みがなさそうな子だった。今日も楽しそうに学校で音楽の話をしていた。体罰を受けていたとも聞いていない」

同時に友達も多かったと話しています。

生徒の同級生
「よくアニメの話を聞かせてくれたり、歌を口ずさんだり。時にはムードメーカーだった」

この同級生は、部活中に突然、救急車やパトカーが校内に入ってきたので驚いたと振り返り、「今も本当のこととは思えない」と話していました。

学校側もいじめは把握してないという

高松北中は県立高松北高との中高一貫教育校

副校長
「授業中の生徒に変わった様子はなかった。学校としていじめの事実は把握していない」

佐々木和昭校長
「貴い命が本校でなくなり、申し訳ない。生徒のケア、保護者への説明をやっていきたい」

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