剽窃…
いったい、どういうことだ
大内裕和氏(中京大学教授)といえば、
「ブラックバイト」という言葉の提唱者。
「奨学金問題対策全国会議」の代表として活躍し、
「日本学生支援機構」の貸与型奨学金の返済に苦しむ“若者のミカタ”を
名乗っている。
“若者のミカタ”
その正義の仮面の下に、
思いも寄らない素顔が隠されていようとは
私は、大内裕和氏の
問題の著作『奨学金が日本を滅ぼす』の読者でもある。
読者としても
だまされた気持ち
ひどい
権利侵害を受けたのは、
ジャーナリストの三宅勝久氏だ。
三宅勝久氏といえば、なんといっても、
『武富士追及 言論弾圧裁判1000日の闘い』だろう。
あの悪徳消費者金融「武富士」という怪物を倒した、
凄腕ジャーナリストの一人だ。
原発問題、自衛隊問題、サラ金問題、
冤罪問題、悪徳土地活用建設業者問題のルポルタージュ等々、
多数の著作を上梓されている。
私は、三宅勝久氏の著作の読者でもあるが、
小さな端緒をつかみ取材を重ねて物凄い化け物の姿を描いて見せ、
問題の本質に迫る過程は圧巻だ。
常に、世の中の不条理に泣く小さな人の声に耳を傾けてきた、
日本では数少ない実力のある得難いジャーナリストだと思っている。
大内裕和氏には、きちんと説明してほしい
これはどういうことなのか
多くの読者、学生にも説明が必要だろう。
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三宅勝久氏ブログより〜
スギナミジャーナル 2020年8月6日
「若者のミカタ」で売り出し中、
大内裕和中京大学教授の「奨学金本」は
盗用だらけのトンデモ本だった!(1)
http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/4186
【「若者のミカタ」で売り出し中、
大内裕和中京大学教授の「奨学金本」は
盗用だらけのトンデモ本だった!】(1)
大内裕和中京大学教授の著書『奨学金が日本を滅ぼす』(2017年、朝日新書刊。以下大内本という)をはじめて手にしたのは今年7月はじめのことだった。
大内氏とは、2013年に『日本の奨学金はこれでいいのか!』(あけび書房、以下三宅本という)という著書を共著で出版した関係で、面識がある。ただ、会話らしい会話をしたのは、同著に収録した対談のときくらいで、その後はほとんど言葉を交わしたことはない。大内氏が『奨学金が日本を滅ぼす』という本を出したことも、本人から連絡がなかったこともあってごく最近まで知らなかった。
大内本(『奨学金が日本を滅ぼす』)を飛ばし読みしながら半ばに差し掛かったころ、ふと手が止まった。見覚えのある文体がある。86頁1行目からの記述だ。
↑大内裕和著『奨学金が日本を滅ぼす』(2017年)
【大内本(『奨学金が日本を滅ぼす』)86頁】
(引用はじめ)
日本学生支援機構の会計資料によれば2010年度の利息収入は232億円、延滞金収入は37億円、2014年度の利息収入は378億円、延滞金収入は41億円と増加傾向にあります。
利息と延滞金で419億円(2014年度)もの収入です。そして日本学生支援機構の損益計算書を見ると、これらのお金の行き先は「経常収益」、つまり「儲け」となっています。これでは、延滞金をいくら回収しても、次に借りる学生の奨学金の「原資」にはならないのです。
(引用ここまで)
自分(本稿筆者)が書いたものではないか。そんな気がした。書いたとすれば2013年に出版した『日本の奨学金はこれでいいのか!』(あけび書房、以下三宅本という)だ。同書を取り出してぱらぱらとめくった。直感は的中した。筆者が署名入りで記述した2章「ルポ・奨学金地獄」の90頁8行目からこう書いている。
↑『日本の奨学金はこれでいいのか!』(2013年、2章は三宅著)
【三宅本(『日本の奨学金はこれでいいのか!』)90頁】
(引用はじめ)
日本学生支援機構の会計資料によれば、2010年度の利息収入は232億円、2011年度275億円、2012年度318億円。延滞金収入は2010年度37億円、2011年度が41億円、2012年度43億円と増加傾向にあります。
利息・延滞金で年間360億円(12年度)もの収入です。そして、日本学生支援機構の説明によれば、これらのお金の行き先は「経常収益」、つまり「儲け」に計上されています。特に延滞金のほとんどは「雑収入」です。つまり、延滞金の回収にいくら励んだところで「原資」とは何の関係もないのです。
(引用ここまで)
ずいぶん文章が似ている。
「日本学生支援機構の会計資料によれば」という書き出しがまったく同じ。続く「2010年度の利息収入は232億円」も同じ。2011年度、12年度の利息については飛ばして、2010年度の「延滞金収入」は「37億円」とこれも同じだ。「2014年度の利息収入は378億円、延滞金収入は41億円」を付け加えた上で、「増加傾向にあります」がこれまた同じだ。
改行して、「利息・延滞金で」の文頭を「利息と延滞金で」と若干書き直し、その後を2014年度のデータに差し替えた上で「・・・もの収入です」という文末は同じだ。「そして、日本学生支援機構の」も「そして日本学生支援機構の」と読点をいじっただけでほぼ同じ。その次の「・・・説明によれば」は「・・・損益計算書を見れば」に変わっているが、これに続く「これらのお金の行き先は『経常収益』、つまり『儲け』に」はまったく同じ。文末の「計上されています」を「なっています」と若干表現を変えている。
さらに、三宅本の「雑収入」のくだりは飛ばして、「つまり、延滞金の回収にいくら励んだところで『原資』とは何の関係もないのです」という文が、「これでは、延滞金をいくら回収しても、次に借りる学生の奨学金の『原資』にはならないのです」となっている。表現を多少変えているが、同じ意味のことを述べている。
文章の表現も構成も瓜二つだ。これは…と驚いた。
↑大内本
↑三宅本
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●中京大学HPより
https://www.ils.chukyo-u.ac.jp/kyoin_intro/detail_69.html
大内裕和氏は、多くの国会議員にコミットしている。
みんな騙された…
ああ無情…