パンドラが好きなので最強にしてみた   作:なんだよ

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前回の続きです


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第6階層 闘技場

 

「とう!!」

 

元気の良い掛け声と共に闘技場の床の砂が舞う。上の方から何かが落ちてきたのだ。

そこをよく見るとそこには第6階層守護者のアウラ・ベラ・フィオーラが居た。

 

「どうも!モモンガ様!どうなさいれたのですか?」

「ああ、これから全階層守護者が来る。だから来たのだ。」

 

アウラたちには知らせなくていいとアルベドに言ったのだ。

 

「そうなんですか!」

「ああ、それと、」

 

モモンガが周りを見渡す。何故見渡すのか、それは第6階層守護者は2人いるのだ。

 

「!」

 

何かに気づいたようにアウラが、名前を呼ぶ

 

「マーレ!降りてきなさい!モモンガ様に失礼でしょ!」

「ごめんなさい!お姉ちゃん」

 

どん!という音共に砂埃が舞う。人が飛び降りてきたのだ。そして走ってこちらの方までくる。走ってきたのはスカートを履いたダークエルフの少年だ。そうそれこそが第6階層守護者の1人マーレ・ベロ・フィオーレなのだ。

 

「申し訳ありませんモモンガ様。」

「気にしなくて良い。私は気にしていない」

「ありがとうございます」

 

マーレの耳が少し落ちて赤くなる

 

「モモンガ様そちらの方は?」

 

アウラがモモンガの背後にいたパンドラを指差す。パンドラはずっと宝物殿に籠りっぱなしだったから知っているものが少ないのだ

 

「ああ、こいつは...」

 

モモンガがパンドラを紹介しようとした時、アウラの背後から漆黒の楕円形のサークルが出てきた。そこから真っ白なはだの美しい少女が出てきた。

その少女は第1から第3階層までの守護者、シャルティア・ブラットフォールンだ

シャルティアは真っ先にモモンガの元へ向かいモモンガの首に手を掛けた。

 

「!?」

「あぁ、我が君、わたしが唯一支配できぬ、愛しの君。」

 

シャルティアは頬を紅色に染めて愛しい人を見るような目でモモンガを見ている。何故そのような目かと言うとシャルティアは死体愛好家なのだそれでモモンガに惹かれている。しかし死体愛好家だからと言う理由だけでもない。1人の男としても愛しているのだ。

 

「シャルティアいい加減にしたら?」

 

アウラの声が響く

 

「あら、いたでありんすの?小さ過ぎて気づかなかったわ

ぬしも大変でありんすねー、マーレこないな頭のおかしな姉をもって」

「うぐぐ...偽乳!」

「う!何だど!」

「ゲートを使ったのも盛り過ぎた胸が揺れて取れちゃうからじゃないのー?」

 

馬鹿にしたような口調でシャルティアにアウラが言う

その言い争いを後ろでおどおどしながらマーレが見ている

 

「なにをー!このー!」

 

アウラとシャルティアが向かい合い睨み合っている

その時、急に後ろの方から薄い青色の肌をした虫が、歩いてきた

そう、その物が第5階層守護者コキュートスだ

 

「ナニヲシテイル」

「此奴が私を馬鹿に!

         こいつがー」

 

2人がまだ言い争っているのを見てコキュートスが槍を地面に叩き付けたそうすると2人の方へと地面が凍っていく

 

「御方ノ前デナニヲシテイル」

 

コキュートス声と同時にモモンガが怒鳴った

 

「2人もいい加減にしろ!そろそろ不快だ」

「申し訳ございません!!」

 

2人が声を揃えて謝る

 

「よく来たなコキュートス」

「御方ノ及ビトアラバスグニデモ」

 

「いやぁ、待たせたね」

 

声の方を見ると髪をオールバックにして、赤いスーツを着た悪魔が不敵な笑みを浮かべて歩いてきている。そう、その悪魔こそ第7階層守護者デミウルゴスだ。その後ろからはアルベドが付いて歩いている

 

「全員揃ったようだな」

「はい、各階層守護者揃いました  それでは皆忠誠の儀を」

 

アルベドの言葉と同時に階層守護者達が膝を突き始めた

 

「第1第2第3階層守護者者シャルティア・ブラットフォールン御身の前に」

「第5階層守護者コキュート御身ノ前ニ」

「第6階層守護者アウラ・ベラ・フィオーラ御身の前に

 同じくマーレ・ベロ・フィオーレ御身の前に」

「第7階層守護者デミウルゴス御身の前に」

「守護者統括アルベド御身の前に  各階層守護者御身の前に平伏し奉る が命名を至高なら御方 至高なる御方に絶対の忠誠を」

 

アルベドの声と同時に各階層守護者が声を上げる

 

『絶対の忠誠を誓います』

 

「...うむ」


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