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本記事では、同社の特徴や業績・株価推移・配当金などについて紹介します!
2020年7月12日初回買付けは以下の通りです。
ティッカー/市場 | 保有数量 | 取得金額 円換算額 |
外貨建て評価額 円換算評価額 |
評価損益 |
PGNY/NASDAQ | 215 平均取得単価:$25.4 現在値 :$27.0 |
5,463ドル |
5,805ドル |
+$341.31 |
その後の買い増しを含めた2020年8月11日現在の保有額・評価損益は以下のとおりです。
ティッカー/市場 | 保有数量 | 取得金額 円換算額 |
外貨建て評価額 円換算評価額 |
評価損益 |
PGNY/NASDAQ | 236 平均取得単価:$25.5 現在値 :$27.0 |
6,031ドル |
7,080ドル |
+$1,048 |
●「PGNY」に注目する理由
●「PGNY」の株価推移、配当実績は?
●「PGNY」直近の決算内容は?
【PGNY】プロジニーの概要
プロジニーは、不妊治療など様々な『家族形成』をサポートする「フェムテック(FemTech)」企業です。
顧客は企業・事業者となり、福利厚生の一環として従業員の不妊治療を支援し、出産期の高齢化に対応した卵子凍結や胚移植など包括的にサポートするサービスを提供しています。
有能で多忙な女性のスケジュールに合わせた適切な処置や、効率的な治療に対するアドバイスを提供しています。
従来も同様の福利厚生サービスはありましたが、補償額が低く体外受精など多額の費用がかかる不妊治療をカバーしきれていませんでした。
プロジニーはこのような、高額治療もきっちりとカバーしており、非常に注目すべき点であると思います。
また、不妊治療中に必要かつ適切な薬を提供するために、薬局サービスである”Progyny Rx”を提供しています。
現在の主な顧客として、「Google」「Facebook」「Microsoft」といった大企業をすでに獲得しており、今後も同社のサービスを導入する企業は増加していくと思います。
起業(2016年)わずか2年で、売上1億ドルを達成した急成長している企業で、2019年には上半期だけで1億ドルを超えており、損益も2019年上半期には黒字化を果たしています。
また、日本ではまだまだ海外に比べると馴染みがありませんが、代理出産や養子縁組といった多様性(LGBT)部分もカバーしており、隠れた強いニーズのあるニッチな分野にも対応している点が注目ポイントです。
「Female + Technology」を組み合わせた造語で、女性特有のヘルスケアをテクノロジーで解決するサービス
「PGNY」に注目する理由
「家族を作るのは難しい」という事実
実は、我が家も10年間不妊治療に取り組みました。新しい命を授かるという事は、実は非常に難しいという事を体験しました。
不妊という課題を抱えている家庭は本当に多いと肌で感じていますが、実際にカップルの8人に1人は不妊治療が必要としているそうです。
また、ミレニアル世代の8.1%が LGBTQ +であり多様性を受け入れる現代で新たな取り組みが必要となってきています。
「異性同士のカップルは子供を持つことを控え、結婚もすぐにはしないようになっていますが、同性のカップルが子供を持つことが増えています。これは比較的新しい傾向です。5年から10年前の同性カップルの場合養子を取ることはあったのですが、現在は彼女らが人工授精を利用する傾向が急激に高まっています」とCEOのバルテージ氏が述べています。
不妊の発生率は高く成長し続けており、女性の出産適齢期を超えて、出産の高齢化が顕著になってきています。
このように、不妊治療に対するニーズはこれからも増加する傾向になっていくと思います。これは、アメリカや日本だけでなくあらゆる国々へ波及していく可能性があります。
そして、いざその課題に取り組もうとしたときに大きな問題の1つになるのが「高額な費用(通常最大70,000ドル)」です。
この、高額な費用を準備することができないと、治療が始める時期が遅くなったり、最悪のケースでは、子供をもつことを諦めるという選択をしなければなりません。
実際自分が体験した、現在の日本における不妊治療に対するサポートは、本当に不十分だと感じました。
対してプロジニーのサービスは魅力的であり、多くの強いニーズがあることから今後も成長が期待できると思います。
企業の優秀な人材の確保
不妊治療は、その性質上あまり公の話題に取り上げられることなく、各々が孤独に取り組んでいることが多いように思います。
治療による「精神的」「肉体的」ダメージは経験したものでしかわからない辛さだと思います。多くの人が、金銭的、感情的、肉体的なダメージに耐えかねて、親になるという夢を捨ている現実があります。
先ほどもいいましたが、日本におけるサポートは不十分(治療・その後の子育て)で、今の対応で出生率が今後上昇する可能性は、ほぼゼロといっていいでしょう。
プロジニーは、包括的な不妊治療ソリューションを提供しており、努めている企業の福利厚生で同社のサービスを受けれるということは、従業員にとっては非常に大きなメリットとなり、優秀な人材の流出防止に非常に高い効果を発揮すると感じます。
また、このような福利厚生が浸透していけば、「このサービスが福利厚生として利用できるからこの企業で働こう」というように、優良企業である判断指標として、労働者側の選択基準の一つになる可能性もあります。
すでに、多くの大企業(「Google」「Facebook」「Microsoft」など)との契約を交わしていますが、今後契約企業が拡大する可能性が高く、継続性の可能性が非常に高いと思うことから、まだまだ成長が期待できると予想しています。
このような、サービスが日本でも普及して欲しいと心より思います。
不妊治療関連の世界市場
世界の不妊治療の市場規模は、2018年では15億米ドル、2023年には22億米ドルと、8.0%のCAGR (複合年間成長率) で成長する、と見られています。(市場調査レポート:不妊治療関連機器の世界市場の予測 ~2023年より)
妊娠率が低下したことや、各種の不妊治療オプションの知名度が上昇したことが、市場成長の一因となっているようです。
一方で、治療コストの高さや、政府の厳格な規制などが、市場成長の主な抑制要因となっていますが、これから各国が少子化の課題に直面していくことは容易に想像でき、様々な規制緩和とともに、市場規模は拡大していくと予想でき、プロジニーのニーズは高まると考えます。
「PGNY」株価推移
IPO(新規上場)してから、32ドルの高値をつけて、現在は25ドル付近で推移しています。
【PGNY】配当利回り
プロジニーは、現在は「無配当」です。
【PGNY】業績推移
続いては、業績の推移です。
起業(2016年)わずか2年で、売上1億ドルを達成した急成長企業です。2019年には上半期だけで1億ドルを超えてきています。
2年連続、成長率YoY 110%越えの驚異の成長率となっています。
そして、現時点でのPSRは9.6倍となっています。
【PGNY】営業利益率の推移
続いて営業利益率の推移です。
営業利益率は、わずか3年目となる2019年上半期には営業利益が黒字化を果たしています。
売上高営業利益率は、企業の収益性や経営管理の効率を示す指標です。
そのため売上高営業利益率は、企業が持つ本来の実力を測ることができる数字だと言っても過言はありません。
参考までに、日本企業 東証一部上場企業の営業利益率は平均で5%〜7%程度です。ROEは、株主が自分の出資も含めた持ち分に対して会社がどれだけ儲けてくれたかという、言わば株主にとっての投資利回りを表します。ROEは、利益が多い少ないだけではわからない効率性を判断するための経営指標です。当然、自己資本利益率が高いほど株主からの評価は高くなります。
ROEは、10%が一つの目安で、15%あれば優良であると言えるでしょう。これに対して、ROAの分母である総資産には、株主だけでなく金融機関や取引先などから調達した負債も含まれます。
【PGNY】営業キャッシュフロー の推移
各種キャッシュフローは、グラフのように推移しています。
最も注目すべき本業の儲けを示す『営業キャッシュフロー』もわずかに赤字ではありますが、成長フェーズの間は特に問題ないと思います。
営業キャッシュフローとは、本業による収入と支出の差額を表します。つまり、本業を行った結果に、手元のお金がいくら増えたかがわかる項目です。この項目の合計額がプラスの会社は、本業が順調に行っている証拠となります。逆にマイナスの会社は、本業で苦戦しており、現金不足で苦しんでいることがわかります。営業キャッシュフローのマイナスが続く会社は、少し先行きが危険な会社と見てもいいかもしれません。
投資キャッシュフローとは、固定資産や株、債券などの取得や売却をした時の現金の流れを表します。通常、営業活動を行っていくためには、設備投資などの固定資産への投資が必要なため、優良企業は、この項目はマイナスであることが多いです。逆にプラスの場合は、会社が持っている設備や、株、債券などを売った金額が投資分を上回っていることを示しています。
財務キャッシュフローとは、キャッシュ(お金)の不足分をどう補ったのかを表します。株主に配当を支払ったり、自社株買いをしたり、借金を返済した場合は、マイナスになります。逆に借入金や社債などで資金調達すればプラスになります。
優良企業は、この項目はマイナスであることが多い傾向があります。また、積極的に成長を目指す企業は、借入金などの資金調達も多くなりがちでプラスになることがあります。
【PGNY】1株利益(EPS)と配当性向、増配率の推移
EPS(GAAPベース)[1株あたりの利益]の推移は以下の通りです。
GAAPベースでの一株利益(EPS)は上場来、未だマイナス圏で推移しています。
ただし、Non-GAAPベースでは黒字化を達成している事から、実際は黒字化していると言えると思います。
1株当たり利益(EPS:Earnings Per Share)とは、企業の成長性分析の指標の一つであり、1株に対して当期純利益がいくらあるのかを表しています。
EPSは、会社の規模にかかわらず1株あたりの当期利益の大きさを表しているため、値が大きいほど良いとされます。当期の1株当たり利益を前期以前のものと比較することで、会社の収益性や成長度をおおむね把握できます。またGAAPとは、一般に公正妥当と認められる会計原則(generally accepted accounting principles)を指します。
GAAPに否定のnonが付くnon-GAAP情報は、いわば会計ルールに基づかない情報となります。広く一般に適用される会計ルールに基づく情報(GAAP)は、汎用性が高い反面、必ずしも個社の事業の特性を的確に表しているとは限りません。そこで、自社の事業の実態を投資家等に適正に理解してもらうためにnon-GAAPを決算説明資料などでは併記します。
【PGNY】まとめ
Q1’20決算(最新)
「顧客が企業である」+「高い成長率」+「現時点での時価総額が低い」非常に魅力的なサービスを提供している「プロジニー」の成長性に期待して、今回新規購入しました。
個人的には、評価が高くなってきた「LVGO:リボンゴヘルス」の、次の成長銘柄として注目しています。
我が家の不妊治療に対する経験を踏まえ、「少子化」「優秀な人材の確保」「多様性文化への対応」など、現代が抱えている多くの問題に対応して、ニッチではありますが隠れた大きな需要があるサービスを提供しており、企業サイドの視点ではものすごく有用なサービスだと感じました。
留意点としては、同社の取り扱うデータは、「健康」という個人情報の非常に繊細な部分を取り扱う性質上、万が一個人情報の流出等が発生してしまうと致命的です。
逆にこの課題をクリアできれば、市場の拡大にはとても有利に働くかもしれません。
コロナの影響を直接的に受ける銘柄ではないことから、市場でさらに注目を集めるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、応援の意味も込めて長いスパンで応援したいと思います。
【PGNY】を買うならこちらの米国株取扱ネット証券
米国株式を購入するにはこちらの証券会社がおすすめです!
購入手数料は各社同じで、約定代金の0.45%。最低0、上限20$です。
名称 | 取扱い銘柄数 | 為替手数料 |
SBI証券 | 約1,400銘柄 | 住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭にすることが可能。 |
楽天証券 | 約1,400銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
マネックス証券 | 約3,300銘柄 | 為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭 |
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SBI証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国個別銘柄):約1,800銘柄(ADR銘柄):約140銘柄(ETF)280銘柄 ●(為替手数料)住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーは通常時でも片道4銭 ●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)
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楽天証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●米ドルの他に日本円でも買付が可能。ただし、日本円で買付しても片道25銭の為替スプレッドは徴収される。
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜) -
マネックス証券5
●米国取扱い銘柄数 (米国j個別銘柄):約3,100銘柄(ADR銘柄):約120銘柄(ETF)290銘柄
●(為替手数料)為替スプレッドは1米ドルあたり片道25銭
●1取引あたり約定代金の 0.45%(税抜)最低手数料は0米ドル。手数料上限は20米ドル(税抜)